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「恐れを知らぬ川上音二郎一座」

「恐れを知らぬ川上音二郎一座」  2007年11月

日比谷芸術座のリニューアルで誕生したシアタークリエのこけら落と し公演。1万2000円。三谷幸喜作・演出、ユースケ・サンタマリア、常盤貴子出演。

銀座でハンバーガーを買って入り、開幕前にホワイエで軽食。小さい劇場のうえ、なんと席が前から二列めで臨場感たっぷり。
舞台を そのまま舞台に、観客をそのまま観客に見立てた物語で、回り舞台やバルコニーの観客まで巻き込んだ使い方も効果的。通路からの登場が多いうえ、目の前の階段に座った俳優さんの ため息まで聞こえた。

爆笑の連続とともに、切実に「支え合い」の意味を思わせるシーンもあり、期待通りの娯楽作。戸田恵子、「スチャラカポコポコ」の堺正章のコメディーセンスが光 る。浅野和之、今井朋彦、堀内敬子、阿南健治、堺雅人らも予想通り達者で、主役をたてた演技で、安心して楽しめた。貞奴より浅野さんの方が、女っぷりがいいような気がしたけれども。カーテンコールを3回ほど堪能。

「恐れを知らぬ川上音二郎一座」雑感                                               キモノで観劇・感激日記

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