August 06, 2009

「シンプル族の反乱」

つまり、日本人は今、戦後的な、あるいは1970年代以降の、「共同体の束縛からの解放」「個人の自由の最大化」という歩みを少しゆるめて、個人の自由を担保しつつも、一定の共同体に所属して安心を得たいと思い始めていると言うことができるだろう。

「シンプル族の反乱」三浦展著(KKベストセラーズ)  ISBN: 9784584131817

これまで郊外家族の生態や、「下流社会」の現状を鋭くとらえてきたマーケッターが、昨今話題の「ものを買わない若年層」の意識を探る。

あっという間に読めて、久しぶりにスカッとした。最近の消費論とか若者論には個人的に、どうも隔靴掻痒の印象をもっていた。「ロハス」というときれいごとに聞こえるし、「草食系」だと頼りないばかりで、どうも夢がない。それって「生活のベースはもう十分豊かだけど、足もとは不況だからしばらく引きこもっていよう」ってことなのだろうか。んー、そうじゃない、何か意識が変わっている…。そんなモヤモヤに答えてくれる一冊だ。

著者はまず、ロハスブームに隠れてあまり定着しなかった米社会学者の2000年の著書名「カルチュラル・クリエイティブス」(ポール・レイ、シェリー・アンダーソン著)に注目する。そこで描かれたのは、成功やブランド品は求めないけれど、充実した人間関係とか読書、世界遺産を訪ね歩く旅には関心をもつ、という姿勢だ。なにより面白いのは「未来に対して楽観的」という点ではないだろうか。私有意識が低くてアンティーク好きだから、確かにあまり買い物はしない。けれど決して、きれいごととか引きこもりではないのだ。何らかのストーリー性、説得力があるモノやサービスには、けっこう弱かったりする。

著者はこの消費者像を現在の日本に移し、シンプル族と名付けた。あてはまるのは主に1970年代前半に生まれた団塊ジュニア以下の世代。人づきあい(ソーシャルキャピタル)志向とか、「地方」に対する感覚の変化といった指摘が、なるほど、と思わせる。ちょっと癪なのは、台頭するシンプル族との対比で言及される、思考回路が古いモダン族の生態だ。これが、いちいち自分に当てはまるんだな。んー、シンプル族に今までピンとこなかったのも、致し方ないか。

著者はもちろん、若年層が全員シンプル族というわけではないし、ライフスタイルが100%シンプル族という人も存在しない、と断ったうえで、モノやサービスを売る側がシンプル族にどう接すべきか、という点に言及している。ほかの近著に比べ、全体にデータより著者の直感を重視していて、かえって理解しやすい気がした。(2009・7)

2009-7-23 シンプル族の反乱 本屋のほんね

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July 13, 2009

「恋文の技術」

 せっかくの機会だから、俺はこれから文通の腕を磨こうと思う。魂のこもった温かい手紙で文通相手に幸福をもたらす、希代の文通上手として勇名を馳せるつもりだ。

「恋文の技術」森見登美彦著(ポプラ社)  ISBN: 9784591108758

京都の大学院生、守田は教授の命で、ひとり能登の実験所に派遣された。そこで何故か文通の才を磨こうと思い立ち、遠く京都にいる友人やら先輩やら妹やらに宛てて、どしどし手紙を送りだす。その書中で語られる、あほらしくも切ない悩みと恋。

主人公、守田が書いた手紙のみで構成する「書簡体小説」だ。滑り出しこそ能登の事物について語ったり、文通相手の相談にのったりしているが、そこはモリミー、ほどなく情けない事態が続発して、言い訳とかに追われるはめになる。とにかく抱腹絶倒なので、電車の中とかで読むときは挙動にご用心。

手紙によって宛先の文通相手が違うので、同じ出来事が書き手である守田の都合で少しずつ違うニュアンスで語られ、だんだん「ひとりパラレルワールド」になっていくところが面白い。いずれにしろ、主人公が未熟で情けなくて、愛すべき奴だという事実は隠しようがないんだけど。
今回のモリミーは、あらぬファンタジー方向に妄想が炸裂することはなく、爆笑しているうちにパラレルワールドが見事に収束していく。終いには、なんだかコミュニケーションとかについて、ちょっと考えちゃったりするほどだ。まあ、くだらないと言ってしまえばくだらないんだけど、うまいなあ。(2009・7)

 『恋文の技術』(森見登美彦) 馬場秀和ブログ
『恋文の技術』 森見登美彦  固ゆで卵で行こう!

 

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June 24, 2009

「おそろし」

 わたしは、人の心というものがわからなくなってしまいました。人というものが、闇雲に恐ろしくなってしまいました。そう言って、おちかはようやく口を閉じた。
 しゃべってしまって、気が済んだ。一方で、自分で自分に驚いていた。あたしはなぜ、こんなことを打ち明けてしまうのだろう。

「おそろし」宮部みゆき著(角川書店) ISBN: 9784048738590

川崎宿の旅籠の娘、おちか17歳は事情があって、叔父夫婦がいとなむ神田三島町の袋物屋、三島屋に身を寄せている。そこでひょんなことから、市井の怪談話の聞き役となる。

正調・宮部節の時代小説を読んだ。可憐で健気なおちかを主人公に、まがまがしい運命に翻弄される庶民の心を、いつもながら丁寧に描いていて引き込まれる。様々な事件で命を落とし、この世に思いを残した人。後に残されて深い後悔に苛まれ、心を閉ざした人。ときに壮絶で哀切なテーマは、著者の現代ミステリーともつながっている。

そんな悲しい目にあった人々が、「変調百物語」と銘打った「語る」「聞く」という行為を通じて、苦しみながらも再生への糸口をつかんでいく趣向も、現代に通じる感じで興味深い。希望を感じさせるラストが爽やかだ。小泉英里砂さんのイラストもチャーミング。09年1月から新聞でシリーズ第2作を連載。(2009・6)

 『おそろし』宮部みゆき 明日は晴れるかな♪

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June 17, 2009

「1Q84」

でも見かけにだまされないように。現実というのは常にひとつきりです

「1Q84」村上春樹著(新潮社) ISBN: 9784103534228 ISBN: 9784103534235

近未来ならぬ近過去「1984年」を舞台にした、予備校教師で作家の卵である天吾とスポーツインストラクター青豆、ともに30歳の男女の物語。

著者7年ぶり書き下ろし長編にして、大ヒット中の小説を読む。一つひとつのシーンの説明が丁寧で、饒舌。だから4月から9月までの物語でbook1、book2合計1000ページを超える長編となっているが、全然長く感じない。短い章を重ねて、同時進行する主人公二人の1Q84年を交互に語っていくリズムが心地よい。

もっとも描かれる出来事は決して、心地いいものではない。ねじれた信念やら、弱いものに対する暴力やらの描写が容赦なくて、ちょっとしつこく思えるほど。ああ、この著者はこういう感じだったなあ、と思い出す。でも、二人の身にふりかかっていることが気になって仕方ないから、どんどん読み進んでしまう。

青豆と天吾の造形には、そんな風に読む者を物語世界に巻き込む、強い引力がある。特に青豆。へんてこな名字と、フェイ・ダナウェイみたいと描写されるきっぱりとした格好良さが秀逸だ。二人はそれぞれ心に傷を抱え、情熱を秘めながらも、できるだけつつましく日常を送ってきた。それなのにある日、自分の周囲の世界が何やら決定的に、見慣れた現実とはズレてしまっていることに気づく。いったい何が起こっているのか。ちっぽけな個人が、このヘビーな運命に抗うことは難しい。ズレてしまう前の世界に戻ることも、どうも不可能そうだ。けれど、決して目をそらすまい、と思う。そんな二人の軌跡が運命的に交差する場面の、息を呑む静謐さ。

例によって全編に、さまざまなミステリーが散りばめられた。「リトル・ピープル」とか、「空気さなぎ」とか…。その謎解きは、読む人、読むタイミングによって、いかようにも変化しそうな気がする。自分の中でもこれから、物語が変化していくのが楽しみだ。(2009・6)

1Q84 BOOK 1、 1Q84 BOOK 2  【村上春樹】 とんみんくんの読書履歴
村上春樹『1Q84』 「石板!」
「1Q84」村上春樹 本を読む女。改訂版

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June 06, 2009

「介護現場は、なぜ辛いのか」

きっと、介護現場には、注がれる「愛」が足りない。入居者ばかりでなく、介護士に対してもーー

「介護現場は、なぜ辛いのか」本岡類著(新潮社) ISBN: 9784104083046

元雑誌編集者で作家の著者は、実家の母が倒れたのをきっかけにヘルパー資格を取得。特別養護老人ホームで週2日の非常勤職員として働き始める。50代の新人おじさんヘルパー体験記。

仕事としての介護について、様々な問題点を指摘している。入居待ちが300人もいるほどニーズがあるのに、予算も人手も足りない施設。職員は不規則な勤務でかなり体力が必要なうえ、様々な事故のリスクなどと向き合わなければならず、心身ともに負荷が高い。しかしその処遇といえば、募集広告によれば正職員月18万円、パートの時給850円。仕事の実態に、全然釣り合っていない。技術と経験が求められる専門職としての、処遇の体系も未整備だ。現場には時として、余裕の乏しさから来る非効率や、士気の低下がはびこる。

ヘビーな内容なのだが、意外に読み心地は暗くない。著者がお年寄りたち、そして最前線の介護職員たちに対して、一貫して温かい視線を向けているからだろう。登場する認知症のお年寄りの言動は奇想天外だけど、どこかしたたかでチャーミング。不器用な著者を怒ってばかりいる上司も、尊敬すべきプロだ。誰もが当事者になりうる介護について、前向きな気持ちで考えるきっかけになりそうな一冊。(2009・6)

介護現場は、なぜ辛いのか--特養老人ホームの終わらない日常/本岡類 しょ~とのほそボソッ…日記…  

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May 22, 2009

「レッドゾーン」

弱肉強食の世界の中で、我々が身につけなければならないのは、生き抜くための智恵と勇気です。したがって市場に正邪はなく、勝者も敗者もいない。生者と死者がいるのみです

「レッドゾーン」真山仁著(講談社) ISBN: 9784062154338 ISBN: 9784062154345

日本を代表する自動車メーカーに、赤いハゲタカが襲いかかる。前代未聞の事態を前に、伝説の投資ファンド総帥、鷲津が仕掛ける、誇りと希望と、生き残りをかけた闘い。

ヒットドラマ「ハゲタカ」原作のシリーズを一気読み。場面転換が非常に頻繁なので、ちょっと戸惑うこともあるし、いろいろな要素が最終的にぴったり収まっているかというと、異論があるかもしれない。東大阪はどうなったの、とか、若い女性弁護士はこういうことなの、とか。けれど、そんなことがさして気にならないほど、なにやら熱い思いが伝わってくる小説だ。それぞれに懸命に責任を果たし、組織を率い、信じる価値を守っていく男たち。しびれます。

荒唐無稽の発想のはずが、瞬く間に現実が追いついてきてしまう。そういうデッドヒートは、経済小説の宿命だと思う。だからといって、現実に向き合うことをやめはしない。百年に一度の大波だとかハーフエコノミーだとか、何が起こるか分からないという今を思い知らされているからこそ、揺るがないところに立ち返りたいのだから。2009年6月に映画化。(2009・5)

「レッドゾーン」真山仁著 講談社 カズハル@インクコム

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April 04, 2009

「仏果を得ず」

そうだ、このひとたちは生きている。ずるさと、それでもとどめようのない情愛を胸に、俺と同じく生きている。文字で書かれ音で表し人形が演じる芸能のなかに、まちがいなく人間の真実が光っている。この不思議。この深み。

「仏果を得ず」三浦しをん著(双葉社) ISBN: 9784575235944

若手大夫の健(たける)が、春先から年末を迎えるまでに経験する、芸に対する悩み、恋、そして成長。

「あやつられ文楽鑑賞」の著者の、「文楽小説」を読んだ。表紙は漫画風だし、筆致も軽いけれど、内容はなかなか濃い。三色縞の幕を模した目次に、各章のタイトルとして「女殺油地獄」など著名な外題が並ぶ。主人公の健が、それぞれの演目に挑戦していくストーリーを読むうち、見どころ、聴きどころ、登場人物の解釈も飲み込める仕掛けだ。全編に、著者の文楽への傾倒ぶりが読み取れる。

もう一つの楽しみは、魅力的な人物像。健はいわば元ヤンキーだし、師匠は偉い人間国宝なのに、我が儘気まま、自由奔放に行動する。どなたかモデルがいるのか、そのへんは定かでないけれど、彼らが決して聖人でないからこそ、並大抵でない芸への情熱に、率直に感動してしまう。
その情熱を媒介として、結びつく師匠と弟子、大夫と三味線の人間関係も温かい。現実の文楽一座は90人弱という濃密な空間で、とても厳しい世界なのだろうけれど… そういえば、健の恋の相手となる女性もけっこう変人で、そこがまた格好いい。

文楽というのはストーリーだけを読むと、心中やら仇討ちやら忠義やら、現代人にはとうてい理解不可能な展開だらけ。それでも舞台に触れると引き込まれてしまうのは、音楽と人形という芸の力を通して、むきだしの人間の業が理屈抜きに感じられるからなのだろうなあ。2008年読者大賞10位。(2009・4)

 「仏果を得ず」カワイイ30歳  本の話がメインのつもり

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January 21, 2009

「白川静」

 いわば漢字は、今日のわれわれが失ったかもしれない多くの記憶をよみがえらせる「時空の方舟」だろうと言っているわけです。漢字はまさに四角い方形の姿をした「意味の舟」たちなのです。

「白川静 漢字の世界観」松岡正剛著(平凡社新書)   ISBN: 9784582854404

「千夜千冊」で知られる著者が、熱く綴る「白川学」入門書。

松岡さん、のりのりです。大胆、孤高の学者の人物像と業績を語るのが、嬉しくてしかたないみたい。漢字の起源の研究者、というくらいの知識しかなかった情けない私も、なかなか楽しく読んだ。
関係ないけど、タイムスリップをテーマにしたジャック・フィニイの小説「ふりだしに戻る」を連想した。白川静という人は、具体的な文字のかたちを丹念にたどることで、もう、紀元前1000年とか500年とかの古代に飛んでいって、古代人たちの願いや祈りを生々しく呼吸してしまう。強靱なイマジネーションと、それを支える知力の深さ、鋭さを備えた人だったんだろう。

面白いのは、漢字そのものに象形文字、表意文字として長い歴史を生き延びた、類い希な生命力があって、それが白川静の誇り高い軌跡と、どことなく重なる印象があることだ。そして、そのタフな文字を異国から取り入れた側である日本文化の、融通無碍さに関する考察も興味深い。漢字に独自の読み方をどんどん付け足し、使いこなし、かなやカナまで生み出した。なーんにも考えていない私だって、そういう文化の恩恵を日々、受けているんですよ。驚き。
欄外に並んだ、妙なかたちの甲骨文、金文の図も興味津々だ。(2009・1)

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January 18, 2009

「水の家族」

 草葉町自慢の三重連の大水車が回っている

 水車のひとつは惑星のように回り、もうひとつは銀河のように回り、あとのひとつは大宇宙のように回り、全体としては人間の運命のように回って、清冽な水を盛大に汲みあげている。

「水の家族」丸山健二著(求龍堂)  ISBN: 9784763006356

三十歳を目前にひっそりと生を閉じた男の意識が、郷里を飛翔し、家族の過去と現在を見つめる。

あるSNS読書会コミュの課題本。敷居が高い先入観があり、手にとったときはおそるおそるだったけど、意外にするすると読んだ。作家による再構成復活版だそうです。
一ページに一つか二つの割で独立した一行を挟み、詩のようなリズムで綴っていく独特のスタイル。安曇野に住む著者の手になるものか、ところどころに掲載されたモノクロ1ページの植物写真もアクセントになっている。

競走馬の牧場を抱えた餓鬼岳、漁師が行き交う天の灘に取り囲まれた草葉町に、「泣いて流れる」忘れじ川。この箱庭のような原風景には、初めからずっと、すべてを諦めた雰囲気が色濃く漂っている。まあ、主人公はある事件がきっかけで家を飛び出したものの、作家になる夢もかなわず、都会で命をすり減らしたという設定だから、深い諦念が漂うのも致し方ない。

しかし残された家族は終盤に向け、それぞれ屈託を抱えながらも不思議な生命力をみなぎらせていく。それを包み込むような、町をめぐる水の循環。

三浦しをんさんの愛読書としても知られる。個人的にはたぶん、よくわかってはいないのだけれど、なんだか不思議と読後感のいい一冊でした。(2009・1)

『水の家族』丸山健二  ココロの森
丸山健二さん、『水の家族』 本読みの日々つらつら

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October 23, 2008

「あやつられ文楽鑑賞」

文楽の人形は、魂の「入れ物」である。大夫さんの語り、三味線さんの奏でる音楽、そして人形さんが遣うことによって、はじめて魂を吹きこまれる「容器」なのだ。だから場面に応じて、人間以上に「人間」になることも、聞き役に徹する「背景」になることもできる。

「あやつられ文楽鑑賞」三浦しをん著(ポプラ社) ISBN: 9784591097830

人気作家が綴る、文楽体験とその魅力。

大夫や人形遣いを楽屋に訪ね、著名な演目を解説し、関連する歌舞伎や落語の鑑賞にもチャレンジ。著者は理解できないことは理解できないと、遠慮なく突っ込むし、ときに鑑賞しながら眠っちゃうことも隠さない。あくまで率直、軽妙で、文楽初心者の読者としては、とても親しみを覚える。

とはいえ、そこは作家だから、近松「女殺油地獄」を解釈するあたりは、深い。あえて心理描写を排除した作品の狙いや、同じ演目でも人間が登場する歌舞伎との演出効果の差など、思わずうなってしまう。著者と一緒に、「文楽」という底なし沼にはまっていきそうだ。

インタビューを受けている人間国宝とか、もうすぐ国宝とかの人々が、皆さん飄々と、肩に力が入っていない感じで興味深い。伝統芸能という「我が道」を探究する名人ならではの、風格というものだろうか。また文楽見物に出かけるのが楽しみです。(2008・10)

あやつられ文楽鑑賞 三浦しをん 活字中毒日記
「あやつられ文楽鑑賞」三浦しをん しんちゃんの買い物帳

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