おれは非情勤
おまえたちは、もっとスケールの大きいことを考えろ。
「おれは非情勤」東野圭吾著(集英社文庫)
積読消化の続き。当代随一のヒットメーカーが、「秘密」(1998年)で大ブレイク前に、小学生向け雑誌に連載した学園ものだ。軽いタッチだけど、決して子供だましではないのがさすが。
主人公はミステリ作家を目指し、食い扶持のため非常勤講師をしている「おれ」。小学校を渡り歩きつつ、遭遇する事件の謎を解いていく。ごくクールで西部劇風なキャラ設定ながら、ラストで悩みを抱える生徒に一言、先生らしいことを言ったりするのが心憎い。
ミステリとしては暗号をキーにしていて、安定感があります。小5の「竜太」が主人公の2編を加えた8連作。(2018・8)
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