「白洲正子と歩く京都」
「買う」のではなく「誂える」という言葉があった。
「白洲正子と歩く京都」白洲正子、牧山桂子ほか著(新潮社) ISBN: 9784106021695
京都に出かけるのを機に、写真がきれいな「とんぼの本」を手にとった。雑誌「旅」の特集をもとに、白洲正子の著作の引用と、それにまつわるエッセイ、京案内を組み合わせてあって楽しい。
今回の京都旅行は中心部の散策だったので、紹介されていた中から、箸や唐紙の店に立ち寄ってみた。職人の技は落ち着いていて、上品で、とても贅沢。今度はもう少し暖かい時期に、白洲正子が訪れた郊外の古寺に足をのばしたい。それにしても、ミッソーニの茶系のコートを羽織った著者の旅姿は、格好いいなあ。(2008・12)
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