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November 26, 2008

「東京バンドワゴン」

あの野郎はなぁ、人の痛みってやつをわかってるじゃねぇか。そういう奴はなぁ、まぁそういう奴だ。今度からは家に来ても怒鳴らねぇようにしてやるからって伝えとけ

「東京バンドワゴン」小路幸也著(集英社文庫) ISBN: 9784087462876

東京下町の古書店兼カフェ「東京バンドワゴン」を営む堀田家の4世代8人と、一家を取り巻く人々の人情話。

向田邦子脚本の名ドラマ「寺内貫太郎一家」の世界だ。派手な喧嘩こそないけれど、一家揃ってちゃぶ台を囲み、わいわい言いながら食事するシーンや、老いても頑固なひいじいちゃん、和服が似合いそうな近所の飲み屋のママさんといった「お約束」が続々登場。
ちょっとした事件が起こるけれど、悪人はいない。シングルマザーとか、生き別れた親との再会とか、人生のほろ苦さもほどよい感じです。ちょっと惜しいのは、あくの強い樹木希林さんや左とん平さんにあたるキャラクターがいないことか。

こうなると、ドラマを思い浮かべずにはいられない。えーと、「伝説のロッカー」の父は奥田瑛二とか。実年齢は若すぎるけれど、渡部篤郎も雰囲気。常識的な長男は堺雅人、やたらともてる次男に小栗旬ってどうでしょう。格好良すぎるかな。(2008・11)

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Comments

COCO2さん☆こんばんは
ホント、寺貫の世界ですね。
大勢で食べる食事シーンは壮観ですね~!

Rokoさん、いつもども。
そうそう、著者が61年生まれっていうのも、いかにも、という感じがします。

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