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December 06, 2005

「震度0(ゼロ)」

 大地なんて脆いもんだ……。
 警察組織も同じだと思った。日頃は「一枚岩」を装っているが、ひと揺れくればこのざまだ。

「震度0(ゼロ)」横山秀夫著(朝日新聞社)ISBN:4022500417

大震災の朝、人望厚いN県県警幹部が姿を消した。失踪か、事件か。組織内部の暗闘が始まる。
舞台劇のような筆運びで、幹部同士の裏工作や駆け引きが続く。組織を守るためと自分に言い訳をしながら、その実、男たち、妻たちを突き動かすのは見栄と
保身、権勢欲だ。エゴならエゴでいい。悲しいのは、知力と権謀を駆使して上手に立ち回れば立ち回るほど、虚しさだけが手のひらに残るという事実だ。かなり長く重苦しさが続く展開ゆえか、ファンの採点には比較的辛いものが目立つようだが、希望について、決して多くを語らない、これもまた横山ワールドなのだろう。(2005・12)

読書感想文【震度0】
◎「震度0」 横山秀夫 朝日新聞社 1890円

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Comments

いやぁテレビドラマの「家政婦は見た」を思い出しましたよ。おもしろいから欠かさずみるドラマなんです。

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