« 「家守綺譚」 | Main | 東野圭吾マイベスト3 »

October 01, 2005

「危ない食卓」

水やたんぱく質、その他の原料を加えるのは食品安全上、問題ではないというのだ。しかし、私たちがレストランや食堂で食べるとき、トリ肉にラベルはついていない。私たちは、まさかトリ肉でないものを食べているとは思いもしない。

「危ない食卓」フェリシティ・ローレンス著(河出書房新社)ISBN:4309204414

主にガーディアン紙で消費者問題を扱う英国の女性ジャーナリストが、食のグローバリズムの落とし穴を追及。
トリ肉加工工場の深夜業務に覆面潜入し、スペインの農場に足を運んで低賃金で働くモロッコ人に会う。世界的なスーパーマーケットチェーンで、私たちが何気なく手にする食品。それがいったい、どんな畑から、どんな輸送と加工の工程を経てきているのか。ぞっとする話が次々に語られる。その背景にどんな政治経済のからくりがあるのか、一つひとつの事象で見極めるのは難しいが、できるだけ地元の、季節の食材を口にすることが食の喜びという主張はわかりやすい。矢野真千子訳。(2005・10)

« 「家守綺譚」 | Main | 東野圭吾マイベスト3 »

Comments

Post a comment

Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.

(Not displayed with comment.)

« 「家守綺譚」 | Main | 東野圭吾マイベスト3 »