「ららら科學の子」
空と道が狭くなったような気がした。しかしあるのは、間違いなく銀座であり有楽町だった。
いざ歩いてみると、その思いはいっそう募った。何も変わっていないような気さえした。
「ららら科學の子」矢作俊彦著(文藝春秋)ISBN:4163222006
学園紛争の時代、訳あって中国に渡った男が密かに帰国する。30年の時を経て男が見たものは…。
ハードボイルド作家が描く「あのころの未来」。携帯電話も知らない主人公が、タイムマシンに乗ったようにちぐはぐな行動をとる。でも実は、何も変わっていないのではないか、という感じが底流に流れる。なぜ変わっていないように思えるのだろう。装丁がおしゃれ。三島由紀夫賞受賞。(2004/10)
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ららら科學の子 矢作俊彦 (著) 読了日:10/3 ★★★★ 日本人は長嶋がバントさせられた問題を30年間引きずっている これは30年前の日本人が現代の日本... [Read More]
» 「ららら科學の子」矢作俊彦 [AOCHAN-Blog]
タイトル:ららら科學の子
著者 :矢作俊彦
出版社 :文藝春秋
読書期間:2005/05/26 - 2005/05/31
お勧め度:★★★
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男は殺人未遂に問われ、中国に密航した。文化大革命、下放を経て帰国した男を匿う組織と蛇頭の抗争。30年ぶりに帰国した男が見た日本とは? そして、幼くして別れた妹の行方は? 『文学界』連載に加筆して単行本化。三島由紀夫賞受賞作品。殺人未遂の罪を逃れるため、文化大革命で騒然とする中国へ渡った「彼」。... [Read More]
トラックバックありがとうございます。
僕は自宅ではシャワーのみなので、本を読むのは寝床か通勤電車の中かスポーツジムの自転車の上です。
また寄らせていただきます!
Posted by: 盥アットマーク | November 27, 2004 05:06 PM