「ダ・ヴィンチ・コード」
一瞬にして意味が明らかになった。
「〈ウィトルウィウス的人体図〉だ」ラングルドンは息を呑んだ。レオナルド・ダ・ヴィンチのいちばん有名な素描の等身大の複製がそこにある。
「ダ・ヴィンチ・コード」ダン・ブラウン著(角川書店)ISBN:4047914746 ISBN:4047914754
パリ・ルーブル美術館の高名な館長、ソニエールが殺された。不可解なダイング・メッセージを遺して。事件に巻き込まれた宗教象徴学者、ラングドンは果たして暗号を解けるのか。
2日間のスピード感ある逃避行と、途中語られる二千年の時を経た蘊蓄が魅力のベストセラー。翻訳が素晴らしいのか、スイスイ読める。あれもこれも、同じことを象徴している、といった論理展開は、慣れるまでやや違和感をもつけれど。欧州の美術館、教会巡りが楽しくなりそうな上下巻。越前敏弥訳。(2004/9)
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TBどうもありがとうございます。
読み物として面白い反面、キリスト教からするとかなり手痛い一撃になったみたいですね、この本。
最近はカトリック系で不祥事続きだったので、ある意味良い反省材料になるかも知れませんね。
Posted by: なをとJ | October 09, 2004 12:30 PM
私自身は疎いんですが、宗教上の意味合いがわかると、もっと衝撃なのでしょうね…
Posted by: COCO2 | October 10, 2004 01:01 AM