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September 05, 2004

「永遠の仔」

「現実に生きてゆくのに、仔どもだからって、誰が遠慮する、誰が助ける。親でさえ、自分の身が一番ってときがあるんだ」
「……かわいそうな人」

「永遠の仔」天童荒太著(幻冬舎)ISBN:4877282858 ISBN:4877282866

二人の少年、一人の少女が再会する。あの山で、幼い胸にしまった秘密とは、いったい何だったのか。
家族間の暴力という重いテーマに、真摯に向き合った長編。この分野では決定版といえるのではないか。多くの不幸、不条理を描きつつも、なぜか爽やかさが心に残る。弱さを抱えた人物がそれぞれに切なく、ミステリーとしての引力も十分。(1999/8)
95年の山本周五郎賞受賞作を大幅改訂したという「家族狩り」(新潮文庫)全5冊も読了。こちらは、息苦しかった…(2004/7)

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