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September 04, 2004

「戦争が遺したもの」

鶴見 はっきりした理由はないんだよ。ぼんやりしているんだ。人間を動かすのは明確なものじゃなくて、ぼんやりした信念なんだ。ぼんやりしているけど、確かなものなんだ。

「戦争が遺したもの」鶴見俊輔、上野千鶴子、小熊英二著(新曜社)ISBN:4788508877

ジャカルタの慰安所からベ平連まで。80才をこえた哲学者の戦中、戦後体験を、二人の論客がきく。
戦後世代の聞き手が繰り出す、鋭くも尊敬に満ちた問いがスリリング。それに答える、鶴見氏の誠実さも印象的だ。3日間にわたる鼎談の記録という形式なので、内容が整理されすぎていない。そんな一冊に詰まった証言は、鶴見氏自身のいう、「進歩と退行を包含した歴史を観る目」に通じるように思う。時間の流れを感じさせる構成も心地いい。(2004/8)

「戦争が遺したもの」というタイトルからは連想できない辛口本-alt.lifeblog

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