「しりとりえっせい」
ということは、「眠ってはいけない」度が高ければ高いほど、うたたねの快感は増すことになる。
国会でよく議員が眠っているが、あれなんかはさぞや気持ちがいいに違いない。
居眠り運転をしているドライバーの、死の直前の眠りというのはもっと気持ちいいだろう。
あるいは旅客機の操縦をしながら眠ってしまうとか、宇宙ロケットの中でうたたねしてしまうとか。
麻薬なんか足元にも及ばぬ快感にちがいない。
「しりとりえっせい」中島らも著(講談社文庫)ISBN:4061855581
作家、劇団主宰者である著者が1990年に夕刊紙で連載したエッセイ105編。「カタルシス」「スロー・バラード」「どら息子」…。脈絡無く、しりとりでつないでいく「お題」を料理する。
素材は案外まっとうで、酒場談義風の味付けがニヤリとさせる。知的で、よれよれで、何やら悲しい「らも節」をもう少し読みたかった。(1994/10)
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