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July 03, 2004

「女たちよ!」

たとえば味噌汁を飲むお椀などは、絶対に厚手のものでなくてはならぬ、と思う。牛乳なんかも、薄手のグラスに注いで飲むよりは、瓶からじかに飲んだほうがよほどおいしい。
酒の場合も、いや、酒の場合はちょっとむつかしい。大ぶりのぐいのみで飲みたい、という気分の時もあるし、きょうは絶対に小ぶりの、薄手の伊万里の杯でなければならん、という日もある。

「女たちよ!」伊丹十三著(文春文庫)ISBN:4167131013

俳優、映画監督である著者の名随筆。
スパゲティの食べ方から、「ねえ、あたしのこと好き?」という愚問への対処法まで。はるか昔の学生時代、友人にすすめられて読んで、スノッブとはこういうことか、と感心した覚えがある。「男に食事に誘われて、飲み物をきかれ、あたし、ジュースかコーラ、なんて言うな!」といった怒りにニヤリとする。
つまりは好き嫌いを語っているわけだが、その語り口がおしゃれで、30年も前の著作とは思えない。巻末には「配偶者を求めております」という広告風の箇条書き。いわく「ごく贅沢に育てられたひと」「ただし貧乏を恐れないひと」…。このサービス精神は、遺作となってしまった三谷幸喜企画協力「マルタイの女」(1997)まで尽きなかった。(1982/10)

2005年3月に新潮文庫に再録。ISBN:410116732X

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Comments

COCO2さん、お誕生日おめでとうございます。
伊丹監督の作品は大好きです。もっと沢山
映画を撮って欲しかったですね。
この本は読んでいませんが、おもしろそう
ですね。探して読んでみます。

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