「プラハ旅日記」
市民会館の天井はとても高いのです。そこから、スーッ、スーッと繊細な細い電線が5本おりていて、空間にまるで五線譜を引いたようなその先に、ちいちゃなガラス電球が4個と真ん中にちょこっと大きいのが1個ついている。(略)裸電球が5本並んでいるといえばそうなんだけど、もっと線がピシッと硬質で、すごくモダンできれいだった。
「プラハ旅日記」山本容子著(文化出版局)ISBN:4579303938
憧れの街、プラハの旅の記録。
緑の表紙のノートブック。赤いページに色鉛筆でしたためたスケッチなどがそのまま載っていて、銅版画家の発想に直接接する楽しさがある。薄手なので実際にプラハを観光したとき持参して、とても豊かな気持ちになりました。(2002/8)
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