番外編で大阪に出張した夜、知人夫妻に寿し丸に案内いただく。大阪市中央区東心斎橋2-8-5日宝ニューグランドビル1F。06-6212-7708。心斎橋・北改札から6番出口を出て、ごちゃごちゃした路地の雑居ビルにある、カウンターのお寿司やさん。
明るい大将が昨年事故で大けがをし、いったん引退。働いていた女性がオーナーを引き継いで、和食店に衣替え。週2回くらい、大将が来て握ってくれるそうです。贅沢食材をさりげなく。美味しかったです!
長野のコンサート帰りに、クエルドクエルでディナー。マダムが急な予約に戸惑いながらも対応してくれました。長野駅から徒歩5分。長野大通り沿い、外階段をあがるビストロです。長野市南千歳2-8-5長野大通りホテルナガノアベニュー2F。050-5285-3877。
1976年オープンだそうで、広いダイニングは昭和の乙女チックが満載。中央にピアノ、シャンデリアやキラキラ電飾、可愛い人形、置物が並んで楽しい。上品なマダムが丁寧に迎えてくれます。
コースはアミューズの後、名物だというワカメのポタージュを追加。渦巻き模様がインパクト大で、旨みたっぷりだ。メーンは「ステキなミスターQdeQステーキ1946」。万平ホテル出身のご主人が、なんと1964年東京五輪の選手村、帝国ホテル村上信夫シェフ配下の最年少スタッフだったことにちなんでいるとか。サーロインステーキに古典的なフレンチブラウンソース、マッシュポテト添え。スパークリングとワインを頂き、デザートとコーヒーでひとり1万円弱。
ご主人はもう高齢だけど、マドモワゼルミホが受け継いでいるとのこと。ごちそうさま!
番外編で大阪のイタリアン、ボーングランデで同僚とディナー。中央区北浜2-1-3。06-6202-1991。川沿いのテラスが気持ちいい。
コース5000円に、ビールやグラスワインを軽く呑んで、ひとり6000円強。
番外編で旅仲間と二木屋でランチ。さいたま市中央区大戸4-14-2。048-825-4777。
北浦和から歩いて10分ほどの住宅街にある、昭和の日本家屋は、国登録有形文化財の旧小林英三邸。小林家は毛利家家老の家柄で、食品缶詰で財をなした。英三は籾殻竈の発明がヒットし、政治家に転身、自民党初の内閣(1955年)で厚生相も務めた。屋敷は戦時中に昭和10年築の軍人の家を買い取り、後に高松宮来訪などを契機に洋間、客殿を増築したとか。
その息子、玖仁男が料理屋として創業し、季節に雛人形コレクションを展示、人気になったそうです。享保時代などの貴重なアンティークや地方の個性的な人形が、所狭しと並んで、華やか。家族連れなどで賑やかでした~
庭を眺める明るいテーブル席で、ひな会席「毎来」6000円を頂く。まず菜の花、うるい、芹の白和え。凌ぎは玖仁男の曾祖母で料理研究家だったカツ子の100年前のレシピを再現した浅利のり巻。前菜は可愛い男雛の器が鰆の南蛮漬、女雛が里芋。五人囃子に見立てた五味仕立は花豆納豆、壬生菜芥子和え、苦瓜旨煮、酢取り大根、蛍烏賊塩辛。蛤真丈の潮椀をはさんで、お造りは鮪、勘八、鱸。聖護院大根と牡蠣の煮物。白菜、蕾菜、白木茸、蓮根にゼリー酢をかけた酢の物。メーンは鹿児島産黒毛和牛の素焼きステーキを山葵醤油と天然岩塩で。ビールやワインをもらい、籾殻竈炊きご飯と赤だしで〆。程よく湯気が抜けるように、お茶碗に穴があいているのが面白い。デザートは苺ムース。楽しかったです!