四国旅行の続きで、高知・湖畔遊の夕食。地元食材、宗田節・じゃこ・昆布の天然出汁が、素朴で滋味豊かで大満足だ。
季節の盛り合わせは郷土料理の田舎寿司(おからの鮨)など。新鮮な日戻り鰹の刺し身、もずくのスープ。スタッフが摘んできたという虎杖の炒め煮は、中が空洞でしゃきしゃき。そしてキビナゴの南蛮。お盆も美しい。長太郎貝とじゃが芋ソースのグラタンでほっこり。発芽玄米餅の茶碗蒸し、口直しがわりに丁寧なお出汁を挟んで、メーンの年間出荷が500頭未満という土佐あかうしのステーキは、伝統味噌「ぬた」をつけた野菜と。50年もののぬか床使用という自家製ぬか漬け、素朴なケーキで〆。コーヒーカップも可愛いです。
朝食は河を眺めるテラスで。煮物、玉葱ドレッシングのサラダ、しゃきしゃきした白瓜の炒め煮、野菜の素揚げは生姜味噌で。ちりめんじゃこは「ゆの酢」(柚子のお酢)か出汁醤油をかけます。鯖の干物、だし巻き卵、ヨーグルトも。デザートの西瓜は、アンティークオーディオが素晴らしいダイニングで。
番外編で四国旅行のオーベルジュ内子のディナー。
五十崎桃とハモンセラーノに始まり、色とりどりの野菜を内子ひしおのバーニャカウダで。ボッタルガ(カラスミ)と。燻製が香ばしい佐田岬の太刀魚と無花果、シャインマスカット。ぷっくりした内子豚のチョリソー。大洲玉蜀黍のスープは愛媛ソワールと。パンは天然酵母のカンパーニュ、リュスティック、グリッシーニ。
宇和島の伊達真鯛と八幡浜ガザミ地海老のリゾットは滋味豊か。メーンは2種の肉で、はなが牛熟成50日のサーロイン、山の響4等級サーロインがこってり。
デザートは胡麻も香ばしい武井茶園の緑茶ブリュレ、マダガスカル産バニラジェラートのエスプレッソがけ。コーヒーをいただいて満腹です。
朝食はピクニック気分で地元の木箱に入ったご馳走。牛すじカレーまで。生卵は3種から選べて、珍しい白い「米っ娘」をチョイス。部屋には、プリンやじゃばらサイダーも。
番外編で友人お薦めのビストロ ツミキで連休ディナー。伊東市湯川1-9-18 浅田ビル1F。0557-28-0066。伊東駅にほど近い、若手シェフの工夫たっぷりのビストロ。テーブルでわいわいと。カウンターまで満席です。
フレンチとイタリアンを混ぜて、独自のひねりを効かせたメニューが楽しい。貝ぬたの最中(皮が甘め)、桜海老たっぷりのサラダ、蛍烏賊のトマト煮、筍ソテーのイカ墨ソース、炙り鯖のカルパッチョ、絶品コンソメで煮た大根のビール衣フリット・八丁味噌バター添え、蛸と蕪とセリ菜のペスカトーレ、ペペロンチーノ等々もらって、ワイン等も呑んで、ひとり7000円程度。
味つけ濃いめだけど、美味しかったです!
番外編で出張グルメ。同僚と本家尾張屋でランチ。京都市中京区車屋町通二条下ル仁王門突抜町322。075-231-3446。京都御所にほど近い、観光客で行列ができるお蕎麦屋さんです。お昼前に着いて、風情ある門の前に少し並んで入店。2階のお座敷のテーブル席で。
あんかけとちりめんご飯のセットは1400円。二八蕎麦に、京都の地下水を使っているという出汁の香りが高くて美味。帰りにそば餅と蕎麦板(黒ごま)の詰め合わせ1120円も購入。
もともと室町時代に尾張から移ってきた菓子処で、今も素朴な蕎麦餅、わらび餅、蕎麦ぼうるが名物。江戸中期に禅寺が好む蕎麦を始め、宮内庁御用達になったそうです。暖簾の「寶」は蕎麦の別名、宝来の意味。昔、金箔職人が部屋に散った金を集めるのに、そば粉を使ったのが由来とか。へえ~