お呼ばれでイイザカ。新宿区四谷4-22-17 グランドゥールオークラ 1F。5925-8250。四谷三丁目から10分くらいかかる住宅街のマンション1F。知る人ぞ知る感じの正統派フレンチだ。白を基調にテーブル数個のクラシカルな空間で、昼・夜とも原則1組限定とのこと。
決まったメニューはなく、コースはシェフとの相談で、8000円程度から。この日は1万5000円ほどか。
一皿それぞれがどーんと量があるけど、しつこくない。まずオマール海老のコンソメを小さめのカップで。生姜風味で温まる。同じくオマール海老のマリネはキャビアたっぷり。うまみが引き立つチコリのサラダと。メーンは若鶏の柔らかいロティ、タイム風味。デザートもクリームサンドとバスクチーズケーキで、食べ応え十分。
飯坂シェフはボストン、クアラルンプール、パリ、ジュネーブで大使・総領事公邸の料理人を務め、2011年に店をオープンしたそうです。さすがご挨拶も上品で、ゆったり。
誕生日ディナーの第二弾は津の森坂 小柴へ。新宿区荒木町15サンシャトー四谷203。6273-0195。曙橋にほど近い大好きな荒木町のちょっと外れで、炭火焼を中心にした端正な和食店です。吉野檜のカウンターで。
おまかせコースは2万3000円。前菜のあと、脂ののった鯖を手巻き鮨風に。ほっこりキンキのお椀、分厚い木耳。お造りはカワハギと、迷いカツオに干して揚げたエノキ。カリッと焼いたししゃものあと、彩り豊かな八寸。焼き魚は3種から選べて、フワフワの贅沢のどぐろ、鱧の松茸巻きをチョイス。蓮根団子の炊き合わせを挟んで、食事も3種から、丹羽黒鷄の親子丼、お楽しみ白米の土鍋炊きを。
お酒は料理に合わせて五勺ずつ出して頂く。日本酒が6種、器もいろいろで楽しい。6150円。和食に合うワインや焼酎もあるそうです。
シャインマスカットと無花果のデザートで〆。幸せ~
8年ぶりの日本だというサンフランシスコからのお客さんもいて、和やか。格好良い店主は小柴武さん。ほかに4人がけのテーブルも。
ホテルグランドヒル市ヶ谷で、獺祭をフィーチャーした特別ランチ会に参加しました。
お酒に合わせた、美しい贅沢和食のコースで1万5000円。まず壜内二次発酵が爽やかな「純米大吟醸スパークリング45」には前菜で、ふぐたたきとあん肝・キャビア。天使の海老カラスミ焼・縁側このわた和え・おぼろ豆腐に煎りジャコ・甲州地鶏唐揚げ・「戦車」形のマル十(サツマイモ)・鮑蒲鉾松風焼き・タラの芽・百合根。
お待ちかね「純米大吟醸磨き二割三分」には、まずお椀で、黒鮑・雲丹・真砂海老のいちご煮酒粕仕立て。お造りは鮪、金目鯛の湯霜、炙りサーモン、アオリイカ八つ橋、山吹平貝。続いてメッセージ物質「エクソソーム」とやらに注目し、「新生」と銘打った謎の「磨き二割三分」に、特製トリュフの香り茶碗蒸し。ズワイ蟹、若鶏柚子つくねに銀杏、百合根、九杞(クコ)入り。
続いて特許製法で火当てを減らした「早田純米大吟醸磨き二割三分」には魚料理で、桜鯛杜氏巻(湯葉巻)のフカヒレ餡。赤海老吉野、鮑茸や野菜と。重みがある「磨き三割九分」でメーンの肉料理となり、牛フィレ網焼きを咲良蓬莱ソースで。タケノコ土佐煮、菜の花、翡翠トマト、春雨と。
食事は五穀米の焼きおにぎりを、さらっとお茶漬けで。デザートは甘酒ジュレとバニラアイスを升酒仕立てに。お馴染み米粉の桜クッキーとフルーツも。
料理長は唐木洋一さん。おしゃべりもディスプレイも楽しかった~ ごちそうさま!