初台で観劇のあと、中目黒に転じてcoconでディナー。目黒区上目黒3-8-3。050-6876-7404。駅にほど近い山手通り裏、ビルの4Fにあるテラスのあるレストラン。木にセメントコーティングのカウンターで。
オーナーシェフの栗脇正貢さんがひとりで切り盛りし、カウンターのほかはテーブルひとつだけの親密さ。フレンチをベースにしつつ、出汁や香りを重ね重ねて、和のアゴ出汁、中華風味、パクチーのエスニックと自由自在。実に高水準だ。
お任せコース1万2100円は、オーストラリア修業の思い出、カンガルーのタルタルから始まり、野菜、蛍烏賊のワカモレ等々。お酒もペアリング8200円を頼んだら、日本酒をまじえこれでもかと出してくれてご機嫌! デザートはまさかの百合根のせ。水出しデカフェコーヒーと。ひとり2万円が、盛りだくさん過ぎです。
コンサート帰りにRAMA(レイマ)でディナー。港区白金6-21-12大石ビル1F。050-3134-3399。恵比寿からも広尾、白金台からも15分くらいかかる隠れ家イタリアン。イタリア郷土料理だけど、お寿司とか和テイストが加わって、程よいエンタメ感もあって楽しい。暗めで、カーブのかかったお洒落カウンターで。
シェフおすすめコース 11皿は9900円。白魚のジュレがけとか季節感たっぷりし、卒業証書の筒のなかには、なんとにコロッケが。さらに目の前で握ってくれるお寿司は、シェリー酒酢とドライトマトの自家製醤油で味わう。パスタは黒トリュフで仕上げ、箸休めのあとステーキ、さらに小どんぶりで〆。面白ーい。デザートはひな祭りにちなみ、ぼんぼりの中から登場!
グラスワインを合わせてもらって、ひとり1万8000円ほどとリーズナブルです。シェフはフィレンツェ、ベネチアで修業したという青木克大さん。