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西洋割烹シエン志炎で元同僚と会食。中央区日本橋人形町1-7-9 1F。5962-3195。人形町A2出口、甘酒横丁角から玉ひでを過ぎてすぐ、目立たないビル1Fにある細長いイタリアン。入り口には「無病(六瓢)息災」の暖簾がかかり、靴を脱いであがる。インテリアはモダン。奥のテーブルで。
コース1万2000円は和のアレンジ。人参の前菜のあと、宮崎ダイワファームのとろとろブッラータ(モッツアレラと生クリーム)チーズとイチゴ。鯛カルパッチョ、アスパラのラルド(豚の背脂)巻き、ドデカいあさりの生パスタ、季節の春キャベツ・海老・帆立のお椀はアゴ出汁を注いでもらって、ほっこり。メーンはがっつり宮崎牛ヒレ。さらにスペシャリテのモッツアレラのピッツァ、ハーフ&ハーフが出て満腹です。デザートは濃厚な福岡「つまんでご卵」の濃厚プリンとジェラート最中。
ワインをボトルでもらって、ひとり2万円。接客も感じが良い。ほかに8800円のショートコース。カウンターと小さい個室があります。
地元お散歩で桜を堪能してから、草片(クサビラ)でディナー。港区西麻布4-4-16。5467-0560。広尾から徒歩10分と不便なところにあるイタリアン。シェフ中東俊文さんはなんと京都「草喰なかひがし」の息子さんとあって、野菜の小皿が山ほど出てきて、工夫満載だ。オープンキッチンのカウンターで。
まず色とりどりのお箸を選ぶのが楽しい。コース1万円は、新玉葱の前菜に続き、サラダ、土筆のバゲットのせ、タラの芽フリッター、焼き独活、揚げ菜の花、まさかのたこ焼き風のびる、立派なアスパラガス、そして筍と超贅沢。スペシャリテのエスプレッソメーカーで淹れる滋味豊かなミネストローネは、野菜クズを無駄なく。片口からおちょこに注いで味わう。ここでフォカッチャ登場。
芽キャベツのリゾット、パスタは珍しいのらぼう菜と白魚のタリアテッレ。焼き魚は野萱草(のかんぞう)を添え、豚ソテーまで野菜たっぷり。食後酒、デザート、ハーブティーとお茶菓子まで手抜き無し。
ペアリングは6500円、メレンゲとお箸、お土産に野菜のキッシュも買って、ひとり1万8000円ほど。ほかに8500円のコース。個室もあり。