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日比谷で観劇のあと、銀座大石でクリスマスディナー。中央区銀座2-10-11 マロニエ通り銀座館2F。6278-8183。小さいビルにあるフレンチ。カウンター12席が同時進行、常連さんが多く、料理とともに大石義壱シェフの賑やかなおしゃべりを楽しみながら、たっぷり3時間。燕三条の青首鴨や豊後水道のマナガツオ、十勝の月光百合根、下仁田葱などなど、迫力ある素材を見せてもらい、炭火調理の過程も眺めて、エンタメ感たっぷりです。
おまかせコース2万6950円は、和の素材を生かしつつ、ボリューム満点なので量の調節を頼める。一口バター茶に始まり、軽いグジェールはマスノスケのタルタルに燻製キャビア。カリフラワーのムースと塩水雲丹のジュレがけに続き、なんと握りでボタン海老マデラ酒漬けとバルサミコ酢のシャリ。スープはすっぽんと4種の貝にほっこり蕪。さらに八寸は色鮮やかな3種のテリーヌ(野菜とオマール海老、牛頬肉にレンズ豆と焼茄子、山鳩・うずらと赤キャベツ)。
雲子グラタンはモンドールチーズと黒トリュフを控えめに。マナガツオのポワレは芋と貝のソース、燻製キャビアを添えて。
メーン1皿目あたりからペースダウンをお願いし、青首鴨のグリルは黒トリュフ、林檎のキャラメリゼと。追加で手羽やササミ、砂肝、レバーを挙手して頂く。口直しのスイカ(高知のルナピエナ)ジュースとライムシャーベットを挟み、いよいよ松阪牛ヒレ肉炭焼き。百合根のパイ包みも美味。お酒は日本酒もまじえ、ペアリングで頂きました。
さらにご飯ものが2皿あり、まず毛蟹の炊き込みご飯にブイヤベースを注いで。さらにびっくりのカレー。これはさらっとして意外に入る。
デザートは焼き目をつけて仕上げるクリスマスケーキ。そしてクレープシュゼットはミカン(紅まどんな)とチョコムース。ハーブティーも数種から選べます。
ひとり4万3000円ほどと贅沢しました~ シェフは四ッ谷・北島亭で16年スーシェフを務めたとのこと。帰りに次の予約を尋ねる方式。ご馳走さまでした!
フレンチのラタンで会食。学士会館の個室で。カンパチのマリネ、人参のクリームソース、舌平目と天使海老のポアレ、牛肉の煮込み、キャラメル・ポアールムース、コーヒー。5500円+お酒。
東京割烹てるなりで会食。新宿区舟町8-2四谷舟町ビル1F。6457-4358。四谷三丁目にある和食、広々したダイニングで。
コース7865円は前菜2品、スペシャリテの牛すじの蒸し物、鶏レバーと奈良漬けの最中を挟み、魚、肉、季節の釜飯、デザートとたっぷり。日本酒や梅酒を頂き、ひとり1万ちょっとで手頃です。
荒木町・鈴なりのオーナー村田明彦さんプロデュース、シェフはフレンチの徳本寛一さんだそうです。個室もあり。
観劇帰りにNeMo(ネモ)で贅沢ディナー。港区南青山6-15-4B1。5962-6085。表参道から10分、青学裏の静かなあたりにある6月オープンのフレンチ。肩が凝らず、すべてに行き届いて素晴らしい。
ダイニングは細長く、木目と白のインテリアでくつろげる。コース1万5000円は魚中心で、素材を生かしていてほっこり。まず多治見で作ってもらったという美しい細工の白箱で「海幸・山幸」。カンパチにカリフラワー、サフラン風味ビネグレットが爽やか。見事な伊勢エビをみせてもらってから、その身の上に濃厚スープを注いで。焼きたて国産小麦パンで思わずすくっちゃう。旬の甘~い勢子蟹は、蕪の米粉揚げと。
白子は焼き茄子などと合わせて。
お楽しみ穴子は、人気のローストしたマカダミアナッツをまぶして香ばしく。タイムとレモン風味の根セロリもちょっとアジア風で面白い。珍しい「梅色」は鰆に似た魚で、皮目をパリッと、アーティチョークのソースで。メーンはどーんとローズマリーとニンニクをまとった塊肉をみせてもらってから、その仔羊のローストに、卓上でグラタンを添えて。<ペアリングのワインも重すぎず、あえて少し酸化させたものなど珍しいチョイスも。穴子の皿に合わせ緑茶を挟んでもらい、2段重ねの器に温度をかえて3回くらい淹れてくれた。お酒も美味しく飲めて良い。
デザートはまずいろんな柑橘のクリーム。そしてびっくりのまるごとトマトのコンポートに、別皿でメープルのアイスクリーム。口の中で混ぜてね、と。美味。コーヒーに、ラム酒の香りのカヌレ、小さいキャラメルまでしっかり頂きました。
接客は朗らかで心地良い。若いシェフ根本憲一さんはカンテサンス、ソムリエ・支配人の寺島唯斗さんはベージュアランディカス東京出身とのこと。作家ものの器や英スタジオウィリアムの細身のカトラリーもお洒落。楽しみなお店です! テーブル7卓に個室もあり。
会食で春日。台東区雷門1-2-11。3844-8652。浅草と田原町の中間くらいにある、民家風の伝統的な天ぷら屋さん。
老夫婦で丁寧なおもてなし。まず小さいお座敷でお茶をもらい、掘りごたつ式のカウンターに移動して、目の前で小ぶりの海老や野菜などを上品に揚げてもらう。お座敷に戻ってフルーツという形式だ。かるく呑んでひとり2万円弱かな。美味しかったです。
文楽仲間と久々、フィオーレで食事。千代田区二番町3-11 vort二番町ビル B1F。050-5570-5834。二番町にあるごくカジュアルなイタリアンです。
生ハムやサラダ、パスタ、ピザなどでひと66000円程度と手軽。
落語会から白金に移動して「和味 大輔」でディナー。港区白金2-6-14。050-5571-0380。白金台から5分、白金高輪から10分ほど、シェラトン都ホテル東京向かいの路地を入ったマンション街にある、わかりにくい2階建て民家。ちょっと洋風アレンジもあって高水準、でもどうだ感は全くなく居心地が良い。1Fの掘りごたつ席で。
季節のお任せコースは9130円。まず海老芋の蟹あんかけで暖まり、鯛などのお造りは山葵醤油&ポン酢柚子胡椒と。魚と安納芋の揚げ物は珍しいハイビスカス塩で。野菜サラダはあん肝ソースを混ぜて濃厚に。蕪すり流しは葱とバルサミコ酢が意外なアクセント。本日の目玉、どーんと立派なのどぐろの焼き物は、しっとり絶妙の焼き加減で。小松菜と葱のお浸しでさっぱり。帆立炊き込みご飯は湯葉あんかけで。盛り加減を調節してくれて親切だ。
日本酒が充実していて、薄くて底に突起がついた松徳硝子のグラスで頂く。香りがたつそうです。1杯が一律650円でとても良心的! デザートは名物日本酒のブランマンジェでした。しめてひとり1万円強とお得です。
コースは7000円程度から。カウンターや個室があり、近くには凝った建築の「はなれ」もあるとか。ご主人・井上大輔さんが見送ってくれました。素晴らしいお店です。