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2021.01.24

セクレト

牛込神楽坂の住宅街にあるSECRETO(セクレト、スペイン語で秘密)で、まるでショーのようなエンタメ贅沢ディナー。新宿区二十騎町2-23 ランピオンイゴー102。6265-3664。提示にドアが開き、バーで待って、薄暗いカウンターにずらりとお客さんが揃ったところで、一斉に食事がスタートする。

たっぷり楽しませてもらって、ドリンク付きコース2万円は、決して高くないと思える。まず宝石みたいな「秘密のハート」。ぱくっと口に入れるとカカオバターから洋梨・蜜柑・柚子ジュースが広がる。コッペパンは濃厚和牛ホホ肉のせ。河豚のリゾットは柚子の器に、サフラン・黒大根・コンソメで滋味深く。スペシャリテのフォアグラフレンチトーストは、液体窒素で凍らせたフォアグラテリーヌを削るのが雪のようで幻想的。りんごジャムをピンセットで載せて頂く。能登寒ブリは薪スモークで香ばしく。ゴボウを挟んで、目鯛炭火焼きは里芋・九条ネギ・ピストウ(バジルペースト)・アカモク(海藻)添え。メーンは赤地鶏と猪の塩麹焼き、パープルスイートロード(紫芋)・スティックブロッコリーを黒酢のソースで。土鍋ご飯は美しい毛蟹。

お酒も面白くて、まずドイツのすっきり「Monkey47」のジントニック。フルーティな純米酒「奥能登の白菊・寧音」(石川・白藤酒造店)と大葉のモヒート風。「満寿泉・貴醸酒」(富山・桝田酒造店)は平安時代の製法で、贅沢にも仕込みに日本酒を使っているそうです。葡萄を使ったフランスのさっぱりウオッカ「シロック」と柚子。ようやくフランスワインになって、ラングドックの白はCuvee1936の2018と、赤はOdYeusesの2017。

デザートはマイナス196℃で凍らせたミルクにメローゴールド(柑橘)・キウイ・シャインマスカット。能登高農園のフレッシュミントティーと。そして最後の「吐息」は爆笑のお楽しみ。スプーンはお土産に。

意外性のある料理とともに、おしゃべりも愛らしいオーナーシェフは、石川出身の薮中章禎さん。エル・ブリでも修行したとか。拍手!

 

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