エラン
結婚記念月間で、elanエランで贅沢ディナー。渋谷区神宮前5-10GYRE4F。050-5456-7135。表参道駅、または明治神宮前駅から徒歩5分、シャネルやMOMAショップが入っているファッションビル「ジャイル」にあるモダンフレンチ。和のテイストを散りばめ、手が込んでいるとともに素材を生かした優しい味わいです。
土壁や緑を多用し、落ち着いた広々したダイニングで、なんと貸切状態でした~ 広い窓から渋谷の新しい高層ビルの明かりがのぞめ、夕暮れ、折りからの雷、雨と天気の変化もダイナミック。
コース2万円、シャンパン2200円のあとワインのペアリングが1万2000円。まず野菜とほろほろ鳥の滋味ふかいクリアなコンソメスープに、フォアグラムースとシャンピニョン(マッシュルーム)スライスの一口オープンサンド。お皿代わりのハーブを詰めたシャーレがお洒落だ。続いてしいたけ、早めの銀杏の温かい前菜。キスはナスとともに塩麹、アンティポワーズ(南仏風のトマトソース)で美しく。続いて低温調理で弾力たっぷり、焼き目を付けたホタテを、バターナッツと珍しい「こぼれ梅(みりん粕)」のソースで。さらに香ばしい鰻は、贅沢に雲丹と合わせ、クレソンをたっぷり。パンのバターは豆腐入りらしい…
キンキはパリパリの鱗焼きにし、苦いつるむらさきや赤玉ねぎのマリネ、焼きトマト、フユイヌ(ういきょう)パウダーをアクセントに。なんとトリュフ、甘酸っぱいほおずき、ヴァンジョンヌ(黃ワイン)ソースのトリテリーニ(薄いラビオリ風パスタ)を挟んで、メーンはシェフ一押しという蝦夷鹿。柔らかくて全く癖がないのが見事。付け合せの根セロリ、黒にんにく、プレコーチェ(チコリ似の野菜)で変化を付けて。
ここまでの皿数でかなり満足なんだけど、油っぽくないのでコースのフロマージュもしっかり頂きました。古風に10種以上から選べるサービスが嬉しい。レーズンパンや蜂蜜、嬉しいソーテルヌ(貴腐ワイン)2000円と合わせて。
デザートは無花果、ベリー、リコッタチーズにバルサミコのさっぱりした一皿の後、桃とベルベンヌ(レモンバーベナ)のクリームブリュレ、桃のシャーベット、意外なくず餅はソーテルヌの香り、飴細工で芸術的に。可愛いハートの30周年プレートも出してくれました! お茶菓子はプラリネ(ナッツ)のマカロン、ビスキュイナンテール(焼き菓子)、シトロン(レモン)のタルト。いやー、素晴らしかったです。
シェフはロオジエ、エスキスでスーシェフを務めた信太竜馬さん。若い! 竹中工務店が2007年にオープンしたビルの4Fを、2020年1月にリニューアルし、ブランドPRの平尾香世子がプロデュース。本日お邪魔したメゾンのほか、カジュアルレストランやカフェを併営しているとのこと。コロナでいろいろな模索もあるらしい。頑張ってほしいです。
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