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番外編で旅仲間と二木屋でランチ。さいたま市中央区大戸4-14-2。048-825-4777。
北浦和から歩いて10分ほどの住宅街にある、昭和の日本家屋は、国登録有形文化財の旧小林英三邸。小林家は毛利家家老の家柄で、食品缶詰で財をなした。英三は籾殻竈の発明がヒットし、政治家に転身、自民党初の内閣(1955年)で厚生相も務めた。屋敷は戦時中に昭和10年築の軍人の家を買い取り、後に高松宮来訪などを契機に洋間、客殿を増築したとか。
その息子、玖仁男が料理屋として創業し、季節に雛人形コレクションを展示、人気になったそうです。享保時代などの貴重なアンティークや地方の個性的な人形が、所狭しと並んで、華やか。家族連れなどで賑やかでした~
庭を眺める明るいテーブル席で、ひな会席「毎来」6000円を頂く。まず菜の花、うるい、芹の白和え。凌ぎは玖仁男の曾祖母で料理研究家だったカツ子の100年前のレシピを再現した浅利のり巻。前菜は可愛い男雛の器が鰆の南蛮漬、女雛が里芋。五人囃子に見立てた五味仕立は花豆納豆、壬生菜芥子和え、苦瓜旨煮、酢取り大根、蛍烏賊塩辛。蛤真丈の潮椀をはさんで、お造りは鮪、勘八、鱸。聖護院大根と牡蠣の煮物。白菜、蕾菜、白木茸、蓮根にゼリー酢をかけた酢の物。メーンは鹿児島産黒毛和牛の素焼きステーキを山葵醤油と天然岩塩で。ビールやワインをもらい、籾殻竈炊きご飯と赤だしで〆。程よく湯気が抜けるように、お茶碗に穴があいているのが面白い。デザートは苺ムース。楽しかったです!
美術展帰りに友人たちとROTI American Wine Bar & Brasserie ロティ アメリカン ワインバー アンド ブラッセリー。六本木の東京ミッドタウン、ガレリア内ガーデンテラス1F。5413-3655。
モダンレトロな内装は60年代カリフォルニア風だそうです。ワインバーの奥のブラッセリー(テーブル席)で。名物ロティサリーチキンを含む、90分飲み放題コースが5400円とお得。冷前菜はカプレーゼ ブルスケッタ、サーモンのカルパッチョ、シーザーサラダ。温前菜はBBQシュリンプ。メーンに豪快なロティサリーチキン。お酒はハートランドビールやグラスワイン。バニラアイスで〆。
今年のバレンタインは2種。まず仏パスカルカフェPascal caffetのジョーヌM(1944円)。1989年に史上最年少で、3年に一度開催のコンクールでMOF(フランス国家最優秀職人)を獲得したそうです。幸福のシンボルてんとう虫のショコラが可愛い。
もう一つはパレドオールのテロワールショコラMAYA(2700円)。ショコラティエ三枝俊介さんは大阪ホテルプラザ出身で、2014年に「アルチザン パレドオール」を清里高原にオープンし、カカオ豆からチョコレートまで全工程を手掛けるBean to Bar工房を併設しているそうです。メキシコ、ベリーズ産カカオを使い、テキーラやコーラ、ライム、チリなどを合わせていて個性的。
いずれも日本橋高島屋店で購入。
ミュージカル帰りにWASHOKU 蒼天SOUTENでディナー。ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町の35Fにある、夜景が素晴らしいメーンダイニングで、クリスタル調というモダンな雰囲気の和食店。
ディナー懐石はシャンパンとグラスワイン付きで1万円。日本酒「作」も頼んで、ひとり1万1500円。まず前菜は法蓮草ギンディージャ和え、アンチョビとオリーブ実を添えカリフラワームース、グラナパダーノ、シーザーサラダソースで。金柑はちみつ漬掛けはフォアグラクロケットと焼目パン添え。温物は蕪みぞれ吸、合鴨ロースつくね昆布煮に柚子など。お造りを挟んで、煮物は牛くず煮と揚げ出汁平湯葉そば、野菜やブラックペッパー、トレウレル添え。続いて焼物は鯛パンチェッタ巻き焼の九条葱のソース、帆立貝デミグラスチーズ焼添え。握り寿司と大江戸甘味噌汁で〆。デザートはジャスミンティーゼリー、マスカルポーネソルトソースとストロベリーアイス。