「アクアヴィット」の「新宿割烹中嶋」とのコラボレーションディナー
「アクアヴィット」の「新宿割烹中嶋」とのコラボレーションディナーに行ってみた。港区北青山2-5-8青山OMスクエア1F。5413-3300。
外苑駅に近い車寄せと、ガラス張りの外観が格好良い。NYにあるモダンスカンジナビア料理の東京店です。WDIグループ。
天窓みたいな丸い照明と皮張りの椅子が気持ちいいメインダイニングに料理人2人が登場。中嶋貞治さんはいつものように気さくでおしゃべり、ちょんまげの津留見和彦シェフは若くて意欲的ですね。吉祥寺の「パリジェンヌ」、フランスの二つ星店、NYのイタリアンなどの経験があるそうです。常連さんが多いようで、賑やか・和やかな雰囲気。
特別コースは1万8000円。北欧と和は、魚や酢の使い方にけっこう共通項があって面白い。
まず一口グラブラクス(鮭の塩・砂糖・香草漬け)にホットワイン・グロッグ。苦い。まさに和洋が合体した前菜は、さごし(さわら)の寿司、庄内ネギの芥子酢みそ、にしんのマリネにハニーマスタード。モエ・エ・シャンドンのアンペリアル(シャンパン)は柚子とビターシュガーを入れ、カクテルにして飲むスタイルが面白い。
もう一皿の前菜は鴨胸肉のパテとフォアグラのガナッシュ、生ハム。ドーム型のフォアグラは外がぷるぷる、中がとろりでとても美味!宇部・永山本家酒造場の「貴」特別純米酒がよく合う。どんどん注いでくれるし。黒パン、ふわふわもっちりの塩麹米粉パンと共に。
お椀と魚はお楽しみ中嶋で、スッポンの養老仕立て(スッポン湯葉包みと細かい長芋)、寒ブリの黒七味焼き。いつもながら満足。肉料理は蝦夷鹿のロティ、ドライフルーツと赤ワインのソース。癖がなくて深い味わいだ。ワインはニュージーランド・クラウディーベイで、シャルドネとピノノワール。
口直しに一口ラズベリースープ、ヨーグルトのエスプーマのせを挟み、デザートは中嶋のさっぱりした牛蒡アイスにプリンセスケーキという、対照的な組み合わせ。プリンセスケーキはスポンジケーキを色鮮やかな緑のマジパンで包んだもので、甘みが強い。北欧ではポピュラーだそうです。デザートワインでシャトーベルエアー・ヴィエイユヴィーニュ・サンクロワ・ドゥモンも頂き、お腹いっぱい。気さくなサービスはいいけど、スタイリッシュなインテリア、贅沢料理と少しアンバランスだったかな。ご馳走様でした!
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