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2011.05.05

「スリオラ」

「スリオラ」で会食。港区麻布十番3-2-7リゾーム麻布十番1F。5730-0240。

麻布十番の1番出口からちょっと入ったところに、4月にオープンしたばかりのこぢんまりしたスペイン料理レストランです。白を基調に、赤いシャンデリアがお洒落。
スペイン料理といっても、一皿一皿に工夫が満載。それもそのはず、オーナーシェフはヨーロッパ修業の後、「龍吟」をへて「レストランサンパウ」で2月までスーシェフを務めた本多誠一さん。マネジャー高橋良徳さんともども、意気込みが感じられて気持ちがいい。

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ディナーコースは通常1万1000円。前菜はまず5J(シンコホタ)の生ハム、パンコントマトは、ぱくっと口に放りこむとトマト味が広がります。
続いて秋田の山菜がたっぷり添えられた、ズッキーニのラビオリ。フォアグラは、見た目がまるでチョコケーキで、意表をつく。ナイフを入れると、とろり溶け出て面白い。イイダコと野菜の炭焼きは、香ばしくて山菜の苦みとの取り合わせが絶妙。


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メインも大充実で、まずアイナメのポシェ。ソースのサルサベルデは、パセリが効いている。続く乳飲み仔牛のローストの段階で、かなり満腹したけれど、畳みかけるように牛ほほ肉の煮込みも。これがまた、柔らかくて、新玉葱のピュレとオレンジも香りが高いんだなあ。


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お腹いっぱい、とかいいながら、勧められるままアサリのアロスカルドーソも少量頂きました。ほっとするリゾットですね。


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グラスワインも800円程度からと大サービス。料理に合わせて選んで頂き、いろいろ楽しみました! 「チビテ」は牛追い祭で有名な北東部ナバラの、シャルドネ100%で爽やか。「ノラ」はリアス・バイシャスで、アルバリーニョ種の白。しっかりした味わい。北部リベラ・デル・ドゥエロの赤「レコルバ・ティント」は若々しい印象。ナバラに戻って、カステージョ・デ・モンハルディンはメルローの滑らかさが味わい深い。

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デザートはまずサンパウ風の、チーズと果物など3種盛り合わせ。教わったとおり左から順に組み合わせて食べます。ナスが出てきたりして、取り合わせがエキサイティング! 

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欲張って、デザートワインも頂いちゃいました。「マエストロ・シエラ」のペドロ・ヒメネス種のシェリーで、美しい琥珀色とオレンジみたいな甘~い香りを堪能。

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カバのゼリーとフルーツ、とどめにチョコケーキ。こちらは、龍吟を思わせる絵画的な盛りつけで、イーストの香り。お茶とプチフールまで、しっかり平らげました~

店名はサンセバスチャンの海岸の街からとったそうです。ランチもあり。本当においしく食べることって幸せ、と思える、これからが楽しみなお店です!

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