« October 2009 | Main | January 2010 »

2009.11.29

「食幹」

「食幹」でディナー。渋谷区渋谷3-5-5HAKKA B1。3797-1912。

渋谷から六本木通りを六本木方向へ徒歩7、8分。右側のビルの地下にある和食やさん。エントランスからダイニングに入ると大きなコの字のカウンターがあり、奥に半個室のテーブル席。照明が暗めでBGMはジャズという大人の雰囲気です。カウンターに座ると目の前に白木のまな板があり、清潔な印象。

Photo_3 Photo_4 お任せコースは5000円と7000円の2種類。今回は7000円のほうを頂きました。野菜そのものの味を生かしつつ、一皿一皿とても工夫していて楽しい。牛蒡のスープは意外なほどの甘さ。生野菜はちょっと洋風の「トマト味噌」をつけて頂く。これはイタリアのドライトマトをペーストにして、白みそとあえているそうです。アイスプラントやサンチュの茎などが珍しい。
Photo_5 Photo_7 鯖寿司のあと、お刺身は脂ののった鰤を漬けにしたものとイカ。大根おろしに黄身をまぜて。続くネギなどの焼き物はマッシュルームのペーストをつけて頂く。こちらもちょっと洋風で、深みのある味です。
Photo_8 Photo_9 Photo_10 鶏は桜のチップの薫製で、卵にのせて。いい香り。冷たい洋梨の白和えと交互に食べると、絶妙のアクセントです。お鍋は贅沢に、アンコウとアン肝。そしてお待ちかね、釜飯は名物でムール貝やアサリ、桜海老などが入った「和風パエリア」。2膳目はお出汁をかけ、残りはお土産にしてくれました。
Photo_11 Photo_12 デザートはアイスもなか。季節のフルーツにかけた生姜ジュレも美味です。いやー、満腹。
接客はきびきびしており、器も有田中心で美しい。日本酒をいろいろ頂いて一人1万円程度はかなりお得なのではないでしょうか。ご馳走様!

食幹 (懐石・会席料理 / 渋谷、表参道)
★★★★ 4.5

2009.11.28

「トライベックス」

「トライベックス」でディナー。渋谷区代々木2-2-1小田急ホテルセンチュリーサザンタワー20F。5354-2177。

JR新宿サザンテラス口から徒歩数分、新宿の夜景で知られるフレンチレストランです。

Photo_22 Photo_23 Photo_24 Photo_25 プリフィクスのディナーが6000円程度から。前菜の自家製「瞬間薫製サーモン」は、分厚くてぷりぷりしている。テーブルで蒸し上げる季節の有機野菜のチーズソースも面白い。スープは温製か冷製を選べます。メインはイベリコ豚をもらいました。タマリンドとカレー風味のソースがスパイシー。盛りつけが美しくて、手堅い印象ですね。デザートのマロンドショコラにはリンゴの赤ワイン煮がよくあってました。

個人的な少人数の会合に適。6人程度の個室もあり(室料別)。

「魚菜まほらま」

「魚菜まほらま」で宴会。千代田区丸の内1-4-5三菱UFJ信託銀行本店ビルB1。3214-2988。

きれいめの長テーブルで食べる居酒屋風和食店。宴会コース4200円はざる豆腐、お造り、牡蛎蒸しやスペアリブ、ふぐ唐揚げの盛り合わせ、モッツアレラチーズ入りの茶碗蒸し、握り寿司4貫、アイスとまずまず充実。飲み放題は2時間半1800円で、気軽な会合に便利だ。鍋もある。丸の内ポールスターグループ。

「すし茶屋吟遊」

「すし茶屋吟遊」で飲む。新宿区矢来町110。3269-0777。

神楽坂の坂の上で、地下鉄東西線の矢来口からだとすぐ。テーブル5つほどのお寿司やさんです。

クロマグロ尽くしが名物ということで、刺し5店盛り2625円を頂く。脂がのってます。寿司はにぎり8貫と巻物で3150円。それぞれ3人前ぐらいかな。ほかに山葵と岩塩で食べる穴子の白焼き1050円、香ばしいイカのげそわた焼き735円など。日本酒、焼酎も800~1200円程度で揃っていて、1人1万円弱というところか。立地からすると高めだと思うけど、充実してるんじゃないでしょうか。鮨懐石は8000円弱から。

「ビストロ石川亭」2号店

「ビストロ石川亭」2号店でランチ。千代田区神田錦町1-21-1昭栄神田橋ビルB1。5577-6190。

神田のビジネスマンにやさしい、充実のランチで知られるビストロの2号店ができました。
ランチはぽっきり1100円で、マリネやテリーヌなど本格的な前菜を数種から、主菜もハンバーグ、パスタなど数種類から選べます。しっかりした味、しかもかなりボリュームがあり、パンはおかわり自由。気前が良いなあ。昼のラストオーダーはPM2時で、1時以降は小さいデザートが付く。

夜のコースも良心的な3000円程度からだそうです。地上階だったらもっとビストロっぽいとは思うけど…

「オーベルジュ・ド・リル・トーキョー」

「オーベルジュ・ド・リル・トーキョー」で大贅沢ディナー。港区西麻布1-6-4。5785-8880。

六本木ヒルズ向かい、一本裏通りに入ったところにある白亜の邸宅レストラン。インテリアはもう全面ロココです。ダイニングへは入り口のバースペースから螺旋階段を優雅に下りていく。地下だし、さほど広くないが、天井が高いのでゆったり。シャンデリアや鏡がまぶしい。なんだか子どものころ夢見た人形の家みたい。バッグを置く小さい椅子まで装飾的です。

まずカPhoto_11ンパリソーダに、小さいサーモンのシューなどをつまみながら、メニューの説明を受ける。接客は行き届いていて、気取り過ぎず快適。

Photo_10Photo_12

せっかくなので2万2000円のコースを頂く。ムースが多用されていて食感が軽いのが面白い。初めの茸のムースとタラバ蟹のカクテルは、無花果がアクセント。前菜がもう一皿あり、仔鳩とアーティチョークのガトー仕立て、ローズマリー風味。

Photo_13 Photo_14 天然笠子のポワレはグルヌイユとブレットのラヴィオリ、クレソンのヴルーテ仕立て。さらにオマール海老とセロリラーヴのピューレは蛤とポワローのルーロー、キャビア添えが出てきます。美味~。

Photo_17 Photo_18 お肉はアラカルトから選べたので、スペシャリテの真鴨のロティー、赤キャベツと無花果のコンフィーと玉蜀黍のガレットを頂きました。目の前に銀の蓋の付いた切り分け台を運んできて、切り分けてくれます。ううん、エンタテイメント。

Photo_16 Photo_19 Photo_20 もうお腹いっぱいなのに、フランス産チーズのあとソルベ、さらにスペシャリテのデザート、ペーシュエーベルランを平らげる。ワインはいつものようにグラスで選んで貰いました。デギュスタシヨン(きき酒)コース一人3000円で白2杯、赤1杯。

直球だし、ボリュームたっぷりだけど、案外重くなくて上品です。特別な食事という気分たっぷり。いやー、ご馳走様でした! ひらまつ経営。

オーベルジュ・ド・リル トーキョー   (フレンチ / 六本木、乃木坂、麻布十番)
★★★★ 4.0

ういろう(外郎)

蒸し菓子のういろう(外郎)。メーカー名も「ういろう」。小田原市本町1-13-17。0465-24-0560。

Photo_4 Photo_5 観劇にちなんで買ってきました。京都朝廷の典医で、のちに北条早雲築城の際、小田原に招かれた外郎家が作っていた菓子だそうです。

甘さ控えめ、素朴な栗風味。外郎家はもともと薬を作っていて、日本製薬業の始祖であり、それが歌舞伎十八番「外郎売」の素材なんだとか。歴史があります。説明書きの絵なんかを眺めながら食べると楽しい。

国立劇場喫茶「濱ゆう」

国立劇場にある軽食喫茶「濱ゆう」。千代田区隼町4-1国立劇場大劇場1F。3265-7411。

Photo_3 幕間に、知る人ぞ知る「劇場式ソフトクリーム」550円を頂く。もなかサンドのアイスで、つぶあん、ウエハースが別に付いてくる。ほうじ茶もセット。面白い。ほかにカレーライスとかがあります。

「ちょい干してっ平」

「ちょい干してっ平」で食事。新宿区神楽坂4-2-30。3269-5456。

神楽坂・毘沙門天さんの向かい、狭い路地裏にある小さい居酒屋。

Photo_2 1Fの狭いカウンターで、軽いコースを頂く。魚の干物5種、豚の炭炙り、御飯と味噌汁で3000円。安いんだけど、焼酎、梅酒が数多くあって、つい飲んでしまい結局6000円強。大人っぽいいい雰囲気。男性だとちょっとボリュームが足りないかな。

1Fはカウンターのほかこぢんまりした掘り炬燵のテーブル席があり、2Fは丸テーブルの座敷で最大20人。宴会向けには鴨鍋などのコースもあるそうです。

神楽坂 ちょい干してっ平 (居酒屋 / 飯田橋、牛込神楽坂、神楽坂)
★★★☆☆ 3.0

「凛や」

六本木ヒルズ「凛や」で食事。港区六本木6-4-1六本木ヒルズハリウッドプラザB2。3470-0551。

Photo カジュアルな雰囲気のへぎ蕎麦屋さん。野菜天麩羅そばと炊き込み御飯の秋膳が1260円、飲み物と合わせて1560円でした。クレア経営。

「神南軒」

「神南軒」でディナー。渋谷区神南1-20-5ナビ渋谷9F。5784-4455。

ビルの上階から入るとバーがあって、ダイニングには巨大な吹き抜けの階段を下りていく。かなりスペースが広い、パーティー仕様のレストランです。

Photo_6 Photo_7 Photo_8 Photo_9 和洋折衷の賑やかなメニューから、「伝統の洋食コース」4000円を頂く。サーモン薫製、小エビとアボカドのサラダ、車エビのフライ、岩中地豚の生姜焼き、〆は伝統らしくハヤシライスで満腹。個人的にはもう少し雰囲気が明るいといいかなー。個室やテラスなどもそろっているようです。

「川の音」

「川の音」で宴会。港区赤坂3-13-4赤坂三河家ビルB1。6659-7608。

地下なのに、店内に川が流れ、ざあざあ音がしていて面白い。でも、個室で扉を閉めると静かなので大丈夫。
和食のコース5000円。かなり品数が多く、小さいリンゴを器にして酢の物を盛りつけたりして、工夫があります。最後はお釜で炊いたご飯が定番。今回は蟹の炊き込みでした。飲み物も2時間半飲み放題で一人2000円と、コストパフォーマンスがいい。

個室は大小あるようです。宴会向き。

2009.11.14

海まる

「海まる」でランチ。千代田区丸の内2-4-1丸ビル6F。3201-0750。

Photo_5 最近開店した湘南をテーマにしたという、おでん屋さんに行ってみる。昼なのでカウンターでおでん定食。おでん5点のほか小鉢、うどんにご飯もついて1575円。これはお腹いっぱいです。味付けは少し濃いめか。ほかに肉、魚との組み合わせも。

窓際に掘り炬燵形式のテーブルがあり、簡単な宴会もできそう。鎌倉の蕎麦の老舗「鎌倉一茶庵」と辻堂おでんセンターの「ひげでん姉妹店」のコラボレーションだそうです。

桃園

「桃園」で会食。千代田区内神田3-24-3内神田STビルB1。3254-8008。

神田西口に近い、雑居ビル街の一角にある中華。料理・飲み物で5000円程度と手軽です。6人掛けぐらいの丸テーブル3つで18人ぐらいの個室利用にしてくれました。小龍包など、味もまずまず。宴会向き。

MuuMuuDiner

「MuuMuuDiner&100%KonaCoffee(ムームーダイナー)」でランチ。千代田区神田小川町3-14-3イルサ1F。3518-6787。

Photo_4 神保町をさらに探索し、明治大学そばにあるハワイアンカフェに行ってみる。ロッジ風のウッディな店内にテーブルが点在し、明るい雰囲気です。スパムライスが880円。いかにも学生街!という感じで若返っちゃうなあ。

ろくまる

コンサートの後、「ろくまる」で食事。千代田区丸の内2-7-3東京ビルTOKIA3F。5222-7212。

Photo_3 上州五元豚を使った豚しゃぶの店。ビルも店内も広々していて、落ち着いたいい感じです。

カウンターでコース3900円をもらう。一品料理やサラダ、ロースとバラのしゃぶしゃぶに麺、デザートが付く。席代500円込みでまずまずお得。なんとなく健康的な感じだし。焼酎、梅酒などがそろっていて、座敷もあるようです。接客も丁寧なので軽めの会食向きでしょう。恵比寿などにチェーンあり。クラウトプロスパー経営。

ろくまる五元豚 丸の内TOKIA店 (しゃぶしゃぶ / 東京、二重橋前、有楽町)
★★★☆☆ 3.5

「中華菜館 水蓮月」

「中華菜館 水蓮月(ロータスムーン)」でランチ。千代田区丸の内1-5-1新丸の内ビルB1。3211-1660。

地下の食堂街にあって入り口は狭いけど、意外に奥行きがあり、奥の4~6人掛けソファーはカーテンで仕切れる。昼も予約可。飲茶コース1800円を頂く。デザートまで付いてお腹いっぱいです。少人数の気楽な食事向きでしょうか。

「ラドリオ」

「ラドリオ」でランチ。千代田区神田神保町1-3。3295-4788。

Photo_2 神保町ランチ廻りの一環で、すずらん通りの三省堂裏にある渋~い喫茶店へ。外観のレンガ作りが目印です。日本初のウインナーコーヒーを出した店とか。へえ。チキンカレー950円を頂く。かなり食べ応えがあります。

周辺で働く人らしきグループが多い。店内は暗めで煙草の匂いが満ち、夜はお酒も飲めるそうです。

ごまだし

Photo 頂き物の「ごまだし」。いろんな瓶詰めがあるようですが、これは「漁村女性グループめばる」のもの。0972-33-0274。大分・佐伯の漁村の女将たちが作っているという、大衆的な白身の魚エソと胡麻をまぜた庶民の保存調味料だそうです。

さらっとした胡麻ペースト風で、大さじ1くらいにお湯をさすだけで、うどんが食べられるというもの。ネギを加えたお茶漬けやにゅうめんのつゆ、醤油ラーメンの隠し味に使ってみました。非常に香りが高くて食欲をそそられる。和え物、マヨネーズソースにも合いそう。

+81 Restaurant

神楽坂「+81 Restaurant(はちいちレストラン)」で夕食。新宿区神楽坂3-3。3260-4581。

神楽坂通りから1本入った路地にある隠れ家風の和食レストラン。建物は元料亭を利用、店名は国際電話の国番号にちなんでいて、外国で食べる和食のように割烹料理をフレンチスタイルで、というコンセプトだとか。

1Fのテーブル席は照明を落とした大人の雰囲気です。懐石コースが4810円からと、かなり手頃で嬉しい。賀茂茄子田楽、お椀、お造り、生麩の煮物、近江牛のステーキなどが並んで、なかなか充実しています。味も手堅い。会席5810円でワインなんかも飲めばひとり1万円弱。個室もあり、少人数での会食に便利かも。スタジオナガレ経営。

+81 Restaurant  (割烹・小料理 / 飯田橋、牛込神楽坂、神楽坂)
★★★★ 4.5

2009.11.03

「豆まる」

「豆まる」でランチ。千代田区丸の内2-6-1丸の内パークビルブリックススクエア3F。5218-0003。

中庭が気持ちいい新ビルのレストランに行ってみる。

Photo_7 窓が大きい掘り炬燵式の和室で、3種類のおばんざいが付いたかき揚げ膳が1500円。別注文の冷し南瓜汁粉450円は意外にあっさりした甘さでした。

女性同士の気楽なランチ会食に向く。昼は14時半まで。夜はお茶屋バーという趣旨で、コース7000円程度、個室(8人程度まで)でカラオケができるほか、一人2万円で芸者さんが来る特別コースもあるとのこと。下田ビューホテルグループ。

京おばんざい&お茶屋Bar 豆まる (京料理 / 二重橋前、東京、有楽町)
★★★☆☆ 3.5

「チャイナブルー」

観劇後、「チャイナブルー」で贅沢ディナー。港区東新橋1-9-1東京汐留ビルディングコンラッド東京。6388-8001。

Photo Photo_2 Photo_3 ほの暗いロビーを抜けてダイニングに進むと、天井が高く大きな窓、ブルーを基調にしたインテリア、巨大なワインセラーが非日常的で、とてもモダンな広東料理の店。

Photo_4 Photo_5 Photo_6 壁際のソファー席で贅沢コースを頂く。味噌など薬味が三種類出てきて、自分で変化をつけられる。まあ、変化をつけなくても十分美味ですが。
前菜は海鮮サラダ仕立て。フカヒレスープは香り抜群、豚三枚肉の煮込みは甘辛でこくがある。そしてお待ちかねドーンと出てくる鮑は柔らかくて絶品。〆の麺まで文句なし。デザートもしっかり頂き、満腹しました。

シェフはアルバート・ツェ氏。サービスも落ちついています。ちょっと贅沢すぎるけれど、満足度は高いでしょう。ご馳走さま!

チャイナブルー (中華料理 / 汐留、新橋、築地市場)
★★★★ 4.0

« October 2009 | Main | January 2010 »