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観劇帰りに「新ばし久」を再訪。港区新橋2-15-13。3500-5772。
ご主人の清水久史さんが「うちは居酒屋です」というカウンターのみの和食屋さん。人気が出たせいか予約時に、8時30分入れ替えになったといわれてちょっと不安だったけど、くつろげる雰囲気、素朴ながら凝った料理は変わっていなくて一安心。
カウンターにすわって、まずはご飯を頼んでおく。お米をとぐ音をききながら、料理は「おきまり」で、さっぱりした茗荷と胡瓜の梅和え、軽くスモークして香ばしい戻り鰹のたたき、いくら醤油漬け、もっちりして温まるお椀の蓮根もち、素朴な鰤照り焼き、すごく柔らかいローストビーフ。これにゆで黒豆、秋の味覚・銀杏、魚介の出汁がきいたトマトソースがおいしいオムレツを追加してもらう。
最後はぴかぴかの白いご飯を塩鮭で、さらに蜆のお味噌汁。満腹だけどデザートの白玉ぜんざいをもらいました。
ビールと日本酒ひやおろしをしこたま飲んで一人7000円。相変わらずお得でいいお店です。若いお客さんもいて、先が楽しみな感じ。ご馳走さま!
新ばし 久 (しんばし きゅう) (割烹・小料理 / 新橋)
★★★★★ 5.0
「MUSMUS」千代田区丸の内1-5-1新丸の内ビルディング7F。5218-5200。
新丸ビルの朝4時まで営業している居酒屋フロアにあり、佐藤としひろ氏が手がけた蒸し料理の店。この日は山形・酒田の食材を食べるイベントに参加した。
ごんぼ揚げ、鰊の昆布巻き、ミョウガみそ漬け、鶏の五目煮、イカ足大根、ぼっちゃん南瓜やスタールビーのせいろ蒸し、茹でた蕎麦の実に出汁をかけた酒田の郷土料理「むきそば」など。素朴な醤油味が懐かしい感じで、野菜のせいろ蒸しは甘くて美味でした。ビールと微発泡の甘めワインを頂いて8000円ほどでした。このお店はまた来てみたいです。
★09年5月に再訪。宴会コースは3500円から。若筍や豚角煮が美味。
「ニホンバシ イチノイチノイチ」で夕食。中央区日本橋1-1-1国分ビル。3516-3111。
国分本社ビルの会議室を改装して、6月にオープンしたとか。川に面したテラスがあり、なかなか気持ちがいい和食ダイニング。
丸武厚焼き卵650円、勘八お造り1200円、桜姫鶏の唐揚げ850円、冷やしトマト680円、玉川製麺ソース焼きそば780円、お漬物盛り合わせ680円、キリン一番搾り650円、とろとろの梅酒700円。焼きそばが黒いホイコウロウという外見でぎょっとしたが、それほどこってりしていなくて食べやすかった。味は普通という印象だけど、トータルで一人5000円とかなり手ごろ。
偶然にもまたゼットンで、こちらは国分との共同経営。
「ふくのや」でランチ。千代田区神田錦町1-15-11福田ビル1F。3291-2978。
雑居ビルの間にあるサラリーマン御用達の洋食屋さんに行く。名物オムライスは真っ赤なケチャップのかかった、昭和レトロな風情です。720円。意外にボリュームがあり、腹持ちがよい。
「ヴィラモウラ」でディナー。中央区銀座6-2-3銀座ダ・ヴィンチ銀座アネックスB1。5537-3513。
泰明小学校近くのポルトガル料理店。セット3800円はイベリコ豚のチョリソ、パクチー風味の烏賊マリネ、もっちりした焼きたてチーズパン、温かくて懐かしい食感のタラとジャガイモのコロッケ、サラダ、トマト味が濃いめのアサリ・海老・烏賊の鍋カタプラーナ、さらにカタプラーナの出汁がきいたリゾット、コーヒー。
デザート1000円は盛り合わせで、焼きリンゴとアイス、卵パイ、ポルトガル風のしっかりしたプリン。リンゴが美味。
飲み物はビール960円でサグレスの小瓶。ワインはマディラ・ハーベイト社のテイスティングセット2000円。やや辛口のセルシアル、ヴェルデーリョとデザートワイン風のボアル、マルヴァジアを少しずつ楽しむ。マディラはシェリー、ポートと並ぶ世界三大酒精強化ワインだそうで、紹興酒のようでかなり甘い。帆船時代の17世紀に赤道を横切る航海後、ワインがおいしくなったのがきっかけで、「エストゥファ」という3-6カ月、40-50℃で加熱する製法をとっているとか。
料理のボリュームと値段が手頃で、ひとり7500円ほど。立地、コストパフォーマンスが大変良く、会食向き。ペッカリイ経営。