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2008.09.28

「なだ万賓館」でペンフォールドの会

「なだ万賓館」で「グランジ」で有名な豪ワイン「ペンフォールド」を味わう会に参加した。新宿区西新宿1-1-3小田急百貨店マンハッタンヒルズ14F。5381-0700。

まず白を3杯。クヌンガヒル・セミヨン・ソービニヨンブラン2007はさっぱり。クヌンガヒル・シャルドネ2007は甘みがあって複雑で、今回一番かも。BIN311・タンバランバ・シャルドネ2006は樽の香りが強く、和風ソースに合う。
続いて赤2杯。76クヌンガヒル・シラーズ・カベルネ2006はあっさりしているが、時間がたつにつれおいしくなる。最後のBIN389カベルネ・シラーズ2004が代表的銘柄らしく、コストパフォーマンスがいい。

料理はまず金目鯛のサラダ仕立て山椒ドレッシング。ホタテ貝のブルゴーニュ風はエスカルゴ料理のようで、メルバートーストに載せると美味。茸の軽い煮込みに続き、牛ヒレステーキを大根おろしや柚子胡椒などソースを変えて楽しむ。
おまけのデザートワイン、ブランドファーザーズ・トーニーが美味。飴色で、樽を15段重ねて熟成・ブレンドするという。ガトーショコラとバニラアイスにかけるとぴったり。ソムリエは梅谷淳さん。お世話になりました!

2008.09.23

「龍吟」

ずっと行きたかった「龍吟」で、思いっきり贅沢ディナーしました! 港区六本木7-17-24サイド六本木ビル1F。3423-8006。9時半と時間が遅かったせいか、怪しい感じの裏道にある日本料理店。細ーい廊下を抜けた店内は、テーブル6個ぐらいのダイニング。黒いテーブルクロス、落とした照明、しかもお客さんはほとんど外国人で、ちょっと気後れ。もっとも黒服のスタッフは若くて、さほど堅苦しくはない。

2008920_016 2008920_017 2008920_019 せっかくなので、ガストロノミーコースB、2万6250円。アミューズは一番だしをグラスで一口。そこに松茸のすり流しを落として頂く。いきなり大満足。
前菜がたっぷり3品。さっくりした雲丹のそば粉磯部揚げ。イチジクとポルト酒で香り付けしたフォアグラは、素材の負けない胡麻クリームがぴったり。白い玉蜀黍「ピュアホワイト」を散らした盛りつけが芸術的です。渡りガニと上海蟹のりんご酢仕立て、菊の花のジュレはさっぱりしつつ、2種の蟹が深い味わいでいいバランス。お酒はシャンパン、白ワイン4種をグラスで頂き、そのあと日本酒。

2008920_020 2008920_022 2008920_023 美しいお椀は、10秒であっさりしゃぶしゃぶ、5時間でじっくり煮と、2種類の調理法の鮑。次がようやくお造りで、あおり烏賊にカスピ海ベルーガキャビア、オマールブルーの海老に柚子塩と、洋の素材を生かしている。明石の鯛、戸井のとろとろ本鮪も一つひとつ個性が際立っている。さらに季節の一品で、鱧に松茸添え。

2008920_024 2008920_025 2008920_026 魚料理は銚子産赤ムツに黒酢をかけた炭火焼。肉料理は茨城県産の仔鳩を藁で炙ったものに、これでもか!とトリュフを添えて。美味しいけど、もうお腹いっぱいだ!と観念しかかったら、ご飯がまた工夫しているんだなあ。肝を塗った苦みがこたえる大黒秋刀魚と、削った丹波栗だそうです。お椀、香の物の海苔巻きと。

2008920_031 2008920_032 2008920_034 ここから別腹に突入し、デザートが3種。梨やぶどうを添え、口の中でプチプチするキュベはいいアクセント。名物の和三盆カラメルのアイスクリームと蘇を玄米茶で。最後にとどめ。ススキの風景写真を施したガラス皿に、月にみたてた丹波産栗のおやき。美しいです。お茶に蜂蜜を落として頂いて〆。

恰幅のいいご主人は青柳出身とか。漆の四角い盆や個性的なガラスの器を多用し、素材も選りすぐっていて圧倒的。気が抜けない感じだし、時間もたっぷり必要。かなり特別なディナーに。トイレにマウスウオッシュまで置いてありましたよ。個室にいたのは来栖けいさんかな… ラストオーダー23時。土曜も営業。

 龍吟【前編】@六本木 美味しい生活Part2

日本料理 龍吟 (りゅうぎん) (割烹・小料理 / 六本木)
★★★★★ 4.5

「A:ALLEY」

「A:ALLEY(エーアレイ)」で遅いディナー。港区西麻布2-25-14バルビゾン53。6419-8181。

西麻布の交差点から1本裏通りに入った、おしゃれ串揚げ屋。1Fがバーで、2Fがカウンターとテーブル4、5個のレストラン。落ち着いた雰囲気です。

Aalley1 Aalley2 6000円のコースでトマトスープ、前菜、サンマやアスパラの串揚げ3本、メーンの魚か牛タンシチュー、お蕎麦、デザート。ビールはアサヒ。そのあと焼酎 のお湯割りをもらいました。朝5時ラストオーダーの宵っ張りの店で、土曜もやってます。デュアルウエーブ経営、「東京カレンダー」のアクセス・パブリッシ ングプロデュース。

 A ALLEY(エー〔アレイ〕)(西麻布・串揚げ) 食べある記

2008.09.20

「シュマン」

歌舞伎の帰りに気になっていたフレンチ「シュマン」で贅沢ディナー。港区赤坂2-17-7赤坂溜池タワーANNEX。3568ー3344。

赤坂2丁目交番の広場に面し、たビルの1F。木目調の落ち着いたインテリアで、広い掃き出し窓が気持ちいい。

Chemins1 Chemins2 Chemins3 Chemins4 お任せコース1万1500円で、メニューを相談したところ快く要望を聞いてくれました。アミューズに冷たいアスパラの一口スープなど。冷前菜は殻に入った北海道産ウニと焼き茄子ムース・福井のモサ海老・海ぶどうクリーム。意外にあっさりしていて、海藻塩バターを塗ったパングリエにのせて食べる。温前菜はフォアグラの代わりにお楽しみブーダンノワールのカリカリポテト包み、バニュルスキャラメルとリンゴのピューレを頼む。臭みが無く、ポテトの触感が面白くて美味。
魚は赤ムツ。クリーミーなソースが少し重め。グラニテを挟んで、北海道産仔牛ロースのポアレ、アヴォカド・トマトセッシェ添え。秋トリュフを削ってもらってプラス500円。んー、いい香りです。

ワインは例によって、料理に合わせお勧めをグラスで出してもらいました。なんと全品1000円と大変良心的!デザートは「ずんだ餅」風の枝豆とホワイトチョコレートムースのポーピエット・ペドロヒメネスの香り、バニラアイス添え。粗くつぶした枝豆の歯触りがかなり面白い。コーヒーとお茶菓子で〆。

Chemins5 ソムリエ柴田覚さんはザ・ジョージアンクラブなど、小玉弘道シェフはル・ブルギニヨンなどの出身だそうです。コースは5900円からあり、案外手頃。接客も気取りがなく、非常に雰囲気のいいお店です。高得点!

グルメ報告・その146:シュマン  Plaza de Montes~報告書~

シュマン (Chemins) (フレンチ / 溜池山王)
★★★★ 4.0

「デリリウムカフェ・レゼルブ」

観劇の前に「デリリウムカフェ・レゼルブ」で一杯。港区赤坂5-3-1赤坂Bizタワー1F。5545-7730。

にぎやかなバー。ビール各種。意外にベルギーワッフルとアイスが合ってました。

2008.09.16

「recue(りきゅう)」

「recue(りきゅう)」で夕食。渋谷区神南1-18-1Museum of SHIPS4F。5459-5365。

ブティックの上階で、渋谷のビル街を屋上目線で眺めるおしゃれ居酒屋。この立地としてはちょっと落ち着いた雰囲気。トマトのまるごとコロッケ850円、鴨胸肉のロースト八丁味噌はちみつソース1200円、石焼きひつまぶし1400円など手堅いです。

「BikiniTAPA」

「BikiniTAPA」で軽食。渋谷区道玄坂1-12-1渋谷マークシティ4F。

カウンターでピンチョスセット750円。メタリックな内装がおしゃれ。赤坂サカスなどにチェーン店あり。

2008.09.15

「かど家」

「かど家」で宴会。墨田区緑1-6-13。3631-5007。

創業文久2年のしゃも鍋の老舗。両国と地下鉄森下の間という渋い立地で、妙に広い道の角に立つビルです。メニューは1種類、煮こごりなど鳥づくしの鍋コースで一人1万円程度。創業者が岡崎出身だったとかで、鍋は八丁味噌でぐつぐつ煮込むスタイル。見ていると煮詰まってどうなることかと思うけれど、食べると案外あっさりしている。鬼平に登場する店のモデルだとか。ひと味違う宴会向きか。

かど家 関心空間より

「ささ花」

「ささ花」で会食。中央区銀座1-4-9第一田村ビルB1。3561-3761。

白木を基調にした内装が清潔な和食屋さん。カウンターと、4人程度のテーブルの半個室がいくつか。居酒屋風におつまみをとり、ひつまぶしまで食べて一人1万円弱。少人数の気楽な会食に手頃です。

2008.09.14

「ヘイフンテラス」

落語の帰りに「ヘイフンテラス」でディナー。千代田区有楽町1-8-1ザ・ペニンシュラ東京2F。6270-2738。

内装は江蘇省蘇州の庭園様式がテーマだそうです。回廊風のテーブル席、天井から鳥かごが下がり、照明は暗め。夏休み時期で家族連れが多く、やや落ち着かなかったけれど、通常は落ち着いた雰囲気なのでしょう。

Img_2874 Img_2875 Img_2876 Img_2879 Img_2882 Img_2884 Img_2887 Img_2877 伝統的広東料理のデラックスメニュー1万9880円。特製焼き物入り盛り合わせ前菜、気仙沼産ふかひれ金絲の蟹玉子入りスープ、特製鮑のオイスターソース煮込み、和牛フィレ肉のサイコロステーキ特製醤油ソース、海老ワンタン入り香港拉麺。全体に中華としてはあっさりしていて美味。豆板醤や赤酢を加え、自分で変化をつけながら食べられます。デザートは燕の巣入りココナッツミルクに、菊プーアール茶をもらう。楽しくて紹興酒を飲み過ぎちゃいました。反省。

ヘイフンテラス (Hei Fung Terrace) (広東料理 / 日比谷)
★★★★ 4.0

「鬼の栖」の朝食

「鬼の栖」の朝食。
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「鬼の栖」の夕食

番外編の続き。修善寺「鬼の栖」の夕食。伊豆市修善寺1163。0558-72-2841。

民家風の離れの部屋で。先付はサザエの肝酢みそ和え、南京すり流し。はた昆布締めなどに、胡麻豆腐の吸い物。サービスで岩ガキが出て、お造り、鱸の牛蒡巻き。黒毛和牛のステーキ、鱧しゃぶ。稲庭うどん、鮎ご飯。デザートは8年ものの食後酒に夕張メロン、そば粉シフォンケーキ。全室離れのせいかサービスはスローペースだが、季節感があふれ、盛りつけも綺麗。
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お弁当

海石榴系列のお蕎麦やさんの昼食。爽やかな川辺で。
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海石榴の朝食

海石榴の朝食。おかゆとご飯を選べます。
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「海石榴(つばき)」の夕食

番外編で夏休みに行った湯河原「海石榴(つばき)」の夕食。足柄下郡湯河原町宮上776。0465-63-3333。

庭の池に面した部屋で。いなだの松前寿司などの前菜、雲丹しんじょのお椀、にしんと蓮の炊き合わせ、鮎の風干し焼き、和牛の冷しゃぶと鱧、冬瓜と合鴨の煮物、牛蒡の止め椀、ぎんなんご飯。デザートは無花果蜜煮など。この季節、定番の鮎を一手間かけて風干しにしたところが心憎い。
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2008.09.13

「韻松亭」

美術展を観た帰りに、「韻松亭」でディナー。台東区上野公園4-59。3821-8126。

上野公園の中という雰囲気のある立地の料亭。横山大観がオーナーだったこともあるという。店内は細かく分かれて、いろいろなタイプの部屋がある模様。今回はテラスを眺めるテーブル席で、くつろいだ雰囲気。蝉の声が季節を感じさせる。

Ryuin1 Ryuin2 Ryuin3 Ryuin4 Ryuin5 会席コース1万500円。お酒は出羽桜、黒龍、英勲に「れんと」のお湯割り。料理は手堅い。蓮の葉や虫かごなど、盛りつけを工夫していた。鳥すき焼きコースもあり。ちょっと気取った会食向きか。

韻松亭 (いんしょうてい) (豆腐料理・湯葉料理 / 上野)
★★★★ 3.5

「馬来(まき)」

「馬来(まき)」で食事。杉並区上荻1-17-7第5田丸ビル2F。5347-0377。

青梅街道をちょっと入ったところにある居酒屋。ビルの入り口は寂しくて入りにくいが、店内に入ると落ち着いた雰囲気。
Maki 掘り炬燵の半個室でお刺身、鰺の塩焼き、焼き明太子、焼き鶏、コロッケ、焼き茄子など定番メニューと地酒「八海山」「くどき上手」「立山」。お腹いっぱい食べて飲んで一人5000円程度と、なかなか使い勝手がいい。照明は暗めでBGMはジャズ。ラストオーダー午前2時で、土曜も営業。

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