「メゾンポール・ボキューズ代官山」
「メゾンポール・ボキューズ代官山」でディナー。渋谷区猿楽町17-16代官山フォーラムB1。5458-6324。
40年以上三つ星のリヨンの重鎮シェフがひらまつと提携して07年6月にオープンしたフレンチ。螺旋の外階段を下りて入店。鏡を多用したインテリアがお城のよう。オープンキッチンの少しカジュアルな明るいダイニングの奥に、長いカウンターのある重厚なダイニング。壁際のテーブルはカーテンの仕切があり落ち着ける。
まずはシャンパーニュをグラスでPommery Brut Royal ポメリブリュ・ロワイヤル1300円。クリスマスのメニューは2万5000円と贅沢だが、その甲斐あり。前菜のサーモンのマリネ洋ネギのピューレ添えが、すでに深い味わいで美味。まったく「ありがち」でない。
お待ちかねスペシャリテのトリュフスープは75年に料理人初のレジオン・ド・ヌール勲章を受けたときエリゼ宮の晩餐会でジスカール・デスタン大統領に捧げたもの。パイの蓋を手でとったとき立ち上る香りが幸せ。オマール海老のスフレ仕立てはふわふわした食感、甲殻類のムースリーヌソースが期待通り。ボジョレーのさっぱりグラニテをはさんで、鹿ロース肉のブリック包み焼き赤ワインソース。とても柔らかい。全体に上品でしつこくなく、ぺろりと食べられる。
ワインはお勧めをグラスで、白はSkalli-Chardonロベールスカリ・シャルドネ、Vaucluseヴォークルーズ、赤はCh Lanessanシャトー・ラネッサン。チーズに合わせて貴腐のCh.Cantegrilカントグリル2003。1000円~1600円。ガトー・アンバサドールとピスタチオのアイスを頂き、コーヒーの焼き菓子は持ち帰りにしてもらいました。
しかも一口菓子の入ったスープの器も一個ずつお土産に! 接客も明るくて大満足。ランチはプリフィクス3500円から。クレーム・ブリュレの作者だとか、「レ・クレアシヨン・ド・ナリサワ」の成澤シェフが修行したとか逸話もいっぱい。とにかく美味しくて、感じがいいのが、さすがです。ごちそうさまでした!
メゾン・ポール・ボキューズ(代官山) 横浜お気楽主婦のグルメ&お洒落&お買い物日記
メゾン ポール・ボキューズ NMI'n TOKYO