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2007.11.04

「卯波」

「卯波」で会食。中央区銀座1-5-14。3561-3408。外堀通りからウィンディーズの角を入り、プランタン別館裏の幸稲荷の細い路地にひっそりとたたずむ小料理屋。

俳人であり、瀬戸内寂聴さんの小説「いよよ華やぐ」のモデルになった鈴木真砂女さんが昭和32年に開店。平成15年に96歳で亡くなった後、お孫さんの今田宗男さんが引き継いでいらっしゃいます。「卯波」とは陰暦四月(卯月)の風の強い日に立つ波のことで、夏の季語。真砂女の代表作「あるときは船より高き卯波かな」からとっているとか。

カウンターと2、3人までの4畳、3畳の小上がり二つ。その小上がりで、小説にも登場した素朴な衣かつぎや、こってりした風味の揚げじゃが芋などをつまみながら八海山、焼酎を頂く。お総菜風で丁寧な味。一人7000円ほど。いい雰囲気です。

★追記 …と、思ったら2008年1月で閉店とのこと。とても残念! でも、思い出、逸話が多くの人の残るのは間違いない。移り変わりは飲食店の常。閉まる前に訪問できて良かったです。

まだ少し時間はありますが、閉店のお知らせです

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