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2007.11.24

「つみき」

「つみき」で飲み会。新宿区神楽坂4-3楽山ビル3F。5206-8647。

飯田橋方面から神楽坂をあがって右側、「十番」のちょっと先にあるガラス張りのビル。居酒屋だけど照明が明るく、白木が基調で清潔感がある。BGMがノラ・ジョーンズだったりして気持ちがいい。

干物が名物でキンキ850円、関鯖1200円。ほかにチーズの味噌漬け480円や揚げ銀杏とムカゴ700円、銀しゃり(白いご飯)300円など。焼酎「一粒の麦」530円などを控えめに飲んで一人5000円程度。全体にやや量が少なめなので女性同士、少人数の気楽な飲み会向きか。

2007.11.18

祇園ちご餅

Chigo 京土産の「祇園ちご餅」。三條若狭屋(075-841-1381)。
三角の竹皮風の包装と短冊が可愛い。白味噌を求肥で包んで、竹串に刺したもの。祇園祭の行列が楼門前の茶屋で食べた菓子をヒントに、大正期に考案したとか。一口大であっさりしています。

「坐来(ざらい)」

Zarai1 Zarai2 Zarai3 「坐来(ざらい)」でディナー。中央区銀座2-2-2新西銀座ビル8F。3563-0322。

プランタンの並び、銀座柳通の角にある大分県・JR九州経営の和食店。1Fはオフィスビル風で不安になるが、8Fに着くと黒を基調にした入り口におくどさんが並び、落ち着いた雰囲気。ダイニングからは東京国際フォーラムの照明が見えて綺麗です。

Zarai4 Zarai5 Zarai6 夜のコースは7500円から。店名は太平記の「居ながらにして思いをはせる」からとったそうで、東京で大分各地の食材が味わえるときき、せっかくなので1万3000円のおまかせコースを試す。
前菜は「姫島きつね踊り」と名付けた富有柿と粟麩の白合え、国東の銀太刀の一口寿司など。お楽しみ刺身は関さば、関あじ、国東の車えび。熱々の出汁がおいしい鯛の鍋仕立て、日出(ひじ)の豊後牛リブロースグリルは柚子胡椒と臼杵のニンニク味噌で。何かにつけカボスをたっぷり絞るのが大分らしい。

Zarai7 お酒は玖珠(しく)のカボス酒のあと麦焼酎で豊後大野「自然麦」800円、臼杵「かくたり」1400円、国東「喜納屋」800円。珍味一皿を挟んで〆は国東の蛸飯、芽ヒジキ汁、香ばしい焙じ茶プリン。

料理や器が上品、接客も丁寧で楽しめる。6人から12人ぐらいの個室があり、きちんとした会食も可。1年熟成の柚子胡椒と葱ドレッシングを買って帰りました。物販は昼も営業。日祝・第一土休。

銀座 坐来大分

「可不可」

Tree072 クリスマスの照明が幻想的なミッドタウンの「可不可」で会食。港区赤坂9-7-4東京ミッドタウンガレリア3F。5413-7700。

暗闇坂宮下の宮下大輔氏プロデュース、佐藤可士和氏アートディレクションの和食店。おしゃれだけれど、カジュアルでダイニングは思ったより手狭な感じ。
コース1万2600円。メインの「石蒸し」を牛ヒレにすると+5000円、伊勢エビだと4000円とかなり贅沢です。ほかにかわはぎの肝包みなど。お酒はシャンパン、シャブリにすっきりした味わいの焼酎「別撰神川」。バーの利用が便利そう。

2007.11.17

「リストランテ・アモーレ」

Amore1 Amore2 Amore3 Amore4 気になっていた贅沢イタリアンの「リストランテ・アモーレ」でディナー。港区六本木7-3-21。5413-7201。

ミッドタウン前から国立新美術館の方に歩いて、路地に入った角にある一軒家。舞台下に入り込んだような硬質な内装に、落とした照明が大人っぽい。長さ11メートルのカウンターの向こうに厨房が見える。

メニューはなく、お任せで料理が9000円程度、飲み物を含め一人12000円程度。トマト、牛蒡とフォアグラのオーブン焼き、トマトとモッツアレラのパスタ、もち豚のローストをもらいました。食前酒の後、ワインはお勧めの白「ベネフィッツィオ」をグラスで。トスカーナのシャルドネとピノ・グリで、しっかりした味。料理は塩が強め、量も多めのいわゆるガツン系ですね。食べきれずにいたら、豚は半分ほど包んでくれました。
でも、デザートは別腹ということで、ミカンのコンポートと可愛らしい小さなシューアイス。連れが誕生日だったので、可愛いろうそく付きで。

見たところ、シェフ澤口知之さんがほとんど一人で切り盛りしているようで、大勢での利用には向かなそう。洒落た雰囲気を楽しむ店でしょうか。

リストランテ アモーレ@六本木でイタリアン

「ソバキチ」

Sobakichi1 Sobakichi2 新丸ビルの「ソバキチ」で夕食。千代田区丸の内1-5-1新丸の内ビルディング7F。5255-5133。

コンセプトは「蕎麦屋で一杯」だそうで、廊下に並んだ屋台風の席で。富山産さばのヘシコ漬け680円が美味。ほかに鴨の陶板焼き1200円、200円前後の串天は食べたいだけ1本ずつ注文できる。江戸前の二八蕎麦はきつねと揚げ玉、豚しゃぶの冷たいぶっかけ蕎麦「きつね、たぬきのばかしあい」、名物「夜鳴き蕎麦」がともに1000円。日本酒は600円前後。
女性同士でも時には行きたい「ちょっと一杯」にぴったり。

「ソバキチ」のお蕎麦

2007.11.11

「オーベルジュ・オーミラドー」

Img_1929 芦ノ湖の湖畔の「オーベルジュ・オーミラドー」でランチ。足柄下郡箱根町湖尻159-15。0460-84-7229。

Img_1912 Img_1914 Img_1915 Img_1916 著名シェフ、勝又登さんが86年に開いた日本初のオーベルジュだそうです。石造りのアプローチがロマンチックで、隣の庭園では結婚パーティーが進行中。華やかです。

Img_1921 Img_1922 暖炉のある親密な感じのダイニングを抜け、明るいテラス席で昼のコース6825円。魚介の前菜、メインは地物の魚と肉。野菜は三島山田村の自家農園で無農薬で育てているそうです。デザートは林檎。上品な味で盛りつけも芸術的、充実した内容。車だったのでオレンジジュースと梅ソーダを頼んで合計17902円。接客も丁寧で満足!

元箱根・オーベルジュ「オーミラドー」

「桜庵」の夕食

Img_1869 箱根湯本の割烹旅館「桜庵」の夕食。足柄下郡箱根町湯本茶屋230。0460-5-8222。

Img_1868 Img_1872 Img_1882 「秋の夜長」と題したタラバガニと松茸づくしです。タラバガニの蕪蒸しのあとフォアグラ煮こごりなどの八寸、鱧と松茸の土瓶蒸しで暖まる。お造りをはさんで蟹と松茸を豪快に網で焼く。美味。さらに蟹、松茸の天ぷらが出て、最後も上品な松茸のお寿司で駄目押し。

奇をてらわず季節を満喫させてもらいました。料理長は武政一之さん。

2007.11.10

「トラットリア・テスタドューラ」

「トラットリア・テスタドューラ」でランチ。千代田区神田須田町1-13-8。5207-5267。

大手町方面からぶらぶら歩いて十分。小川町の交差点を渡って右折、靖国通りの一本裏、蕎麦まつやの隣にあるイタリアン。落ち着く気さくな雰囲気。本格的なパスタとサラダ、飲み物で1050円。夜のパーティーメニューも一人4000円から手頃です。シェフは吉田利徳さん。

お気に入りなのも納得~テスタドューラ

「みわ」

Miwa 「みわ」で夕食。杉並区井草3-15-3。3394-3837。

西武新宿線井荻駅の北側徒歩2分。民芸風のインテリアで、器も凝っているおしゃれな蕎麦屋さん。水菜たっぷりの鴨治部煮1300円、葱がおいしい小海老のかき揚げ600円など。蕎麦は白くて繊細な印象。つゆが温かい「つくねせいろ」1300円。いい意味で、常識的なお店です。

環八のそばやさん

2007.11.04

「卯波」

「卯波」で会食。中央区銀座1-5-14。3561-3408。外堀通りからウィンディーズの角を入り、プランタン別館裏の幸稲荷の細い路地にひっそりとたたずむ小料理屋。

俳人であり、瀬戸内寂聴さんの小説「いよよ華やぐ」のモデルになった鈴木真砂女さんが昭和32年に開店。平成15年に96歳で亡くなった後、お孫さんの今田宗男さんが引き継いでいらっしゃいます。「卯波」とは陰暦四月(卯月)の風の強い日に立つ波のことで、夏の季語。真砂女の代表作「あるときは船より高き卯波かな」からとっているとか。

カウンターと2、3人までの4畳、3畳の小上がり二つ。その小上がりで、小説にも登場した素朴な衣かつぎや、こってりした風味の揚げじゃが芋などをつまみながら八海山、焼酎を頂く。お総菜風で丁寧な味。一人7000円ほど。いい雰囲気です。

★追記 …と、思ったら2008年1月で閉店とのこと。とても残念! でも、思い出、逸話が多くの人の残るのは間違いない。移り変わりは飲食店の常。閉まる前に訪問できて良かったです。

まだ少し時間はありますが、閉店のお知らせです

「玉勝」

「玉勝」で会食。台東区根岸3-2-12。3872-8712。

地下鉄入谷駅から言問通りを西へ、入谷鬼子母神を過ぎ根岸1丁目を右折、3丁目交差点手前を左に入ったあたり。下町風情のちゃんこ屋さんです。入り口でかなりの年配の女将さんが迎えてくれ、奥の座敷にあがる。鍋はたっぷりの野菜と鶏を、卵入りのたれで頂く。かなりのボリュームで、一人5千円程度とお値段もマル。

「Peter」

Peter1 Peter2 Peter3 「Peter(ピーター)」でディナー。千代田区有楽町1-8-1ザ・ペニンシュラホテル東京。6270-2888。

新オープンのホテルのレストランに行ってきました。皇居外苑と日比谷公園に面しており、24階からの眺めが素晴らしい。

前菜、メーン、デザートから自由な組み合わせで4品選ぶコースで12000円。すべて前菜でもOK。飲み物はカンパリオレンジの後、シュナンブランをグラスでもらいました。帆立のマリネはさっぱりとスイカソース。楽しみにしていたフォアグラのソテーにフォアグラアイス添えが贅沢で美味。メーンは小鳩。ちょっと癖があるが、食感の違いが面白い。デザートは一工夫ある生姜風味のブリュレを詰めたチョコドーム。生姜というよりミントのような香りで、柑橘の香りがさっぱりとしてなかなかおいしかった。シェフは、ロンドン「サヴォイホテル」で総料理長を務めたパトリス・マルティノー氏だそうです。お土産にオリジナルのミント菓子をくれました。

Peter4 入り口近くの、インテリアに銀のクローム製木立をあしらったバーがいい感じで、とても賑わっている。ダイニングはテーブルの間隔が広めで、壁に映像を流す演出(モーショングラフィク・ウオール)や一段高くなったテーブルなども面白いが、BGMがちょっと軽快過ぎ、音量も大きいのが気になった。その点では、バーの利用が主体か。

ペニンシュラホテル東京のメインダイニング「Peter」

懐中しるこ

Siruko 桃林堂の懐中しるこを頂きました。台東区上野桜木1-5-7。3828-9826。包装がおしゃれですね。箸袋に入って2包み入り420円。外国に送るのもいいようです。このお店はお祝い事に向く、8センチの可愛い「小鯛焼き」もあります。箱入り2個で460円。

桃林堂小鯛焼

「花蝶」

Kacho1 Kacho3 Kacho4 気になっていた「花蝶」でディナー。中央区銀座7-16-7。3248-8770。

新橋演舞場の先、木挽町と呼ばれるあたりの赤い灯が目印。宮本亜門がプロデュースした元料亭のレストランで、日本建築に靴のまま上がるスタイル。花柳界の雰囲気を漂わす落とした照明に、山口小夜子をイメージした絵が幻想的です。
大正ロマン風のラウンジで少し待ってから、地下のメインダイニングに降りる。白い床、テーブル、椅子に福井江太郎氏のダチョウの襖画が舞台のような非日常感。

コース1万2000円を頂きました。先付で生ハム、前菜、お造りに続いて伊勢エビの木の芽味噌風味グラタン仕立てと和洋折衷。口直しにビスソワーズが出て、それから柔らかい佐賀牛ロースのポワレ、鯛茶漬けでしめた後、デザートはチョコケーキ。

Kacho5 Kacho6 驚くような料理ではないけれど、見た目ほど重くなくて堅実。年配の女性支配人、サービスの男性らは結構くだけた雰囲気です。坪庭付きの座敷、セカンドダイニングなどいろいろなタイプの部屋が揃っており、インテリアを楽しむ接待向きか。

素敵なレストラン発見

2007.11.03

「クレール・ド・リュヌ」

Clair1 Clair2 Clair3 「クレール・ド・リュヌ」でディナー。杉並区上荻1-10-4広瀬ビル1F。3393-5995。

JR荻窪駅北側の商店街にある、月光という名の小さなフレンチ。プリフィクス3150円。オードブル全品を一口ずつ盛った「シェフの欲張りオードブル」が楽しい。住宅街の普段使いの店としては、活気が今ひとつなのが気になるけれど。月曜と第2火曜定休。

クレール・ド・リュヌ

「リストランテ・イオレッタ 」

「リストランテ・イオレッタ 」でランチ。中央区銀座3-7-13成田屋ビル2F。3535-2323。

銀座中央通りの松屋角を入り、王子製紙の向かい、雑居ビルにあるイタリアン。白を基調にし、たっぷり日光が入る感じのいい店内で、落ち着いて話せる。

ランチはスープ、前菜3種の盛り合わせ、数種から選べるパスタにドルチェが付いて2000円と、とても良心的。繊細なタリアテッレ(手打ち麺)など料理も手がこんでいて、しかも無休。ただしテーブル10席と大変小さいので予約が必要。開店前から店の前で待っていた2人連れは、予約で満席で空しく帰っていきました。コースに時間がかかる点も注意。女性同士のおしゃべり会にぴったりか。

「Salt」

Salt1 Salt2 「Salt」でディナー。丸の内1-5-1新丸ビル6F。5288-7828。

モダンオーストラリア料理ということで、メニューには鹿肉とかもあるけれど、実際にはフレンチ風のレストラン。盛り付けや器も洗練され、照明が暗めで、ゆったり落ち着いた雰囲気です。

5品のコースで8000円。緑茶でスモークした帆立は泡立てたココナッツブロスを敷いて。鮮魚のカルパッチョの後、塩と山葵ドレッシングでウズラの天ぷら、牛フィレはブルーチーズ風味のポレンタ(とうもろこし粥)、椎茸とインゲン豆の付け合わせ、トリュフオイルと。全体に和風の生姜や胡麻の風味を足して、工夫がみられる。飲み物はキウイのカクテルとグラスワインをもらいました。
デザートはリコリッシュ(かんぞう)のパルフェ、ライムシロップ。

このビルとしては高めの価格設定のせいか、予約が取りやすいのが嬉しい。ちょっとした会食向き。

「Salt by Luke Mangan」 モダン オーストラリア料理 丸の内

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