「六雁(むつかり)」
気になっていた「六雁(むつかり)」でディナー。中央区銀座5-5-19銀座ポニービル6・7F。5568-6266。銀座駅B5出口すぐ。並木通りのあまり目立たないビルの上階。
大ぶりの花を生けたモダンな入り口から、広い厨房をぐるりと囲むカウンターにつく。照明は暗め。若手のスタッフが小型イヤホンで静かに連携し、きびきび動いて舞台のような独特の雰囲気。メニューは野菜のコース12600円と魚介が入る15750円のみ。後者を予約したら名前入りの献立表が用意され、一部に考案者らしい人名が入っていた。
素材はかなり春。前菜はセロリと鶏ささみ、なまこのみぞれ和えなど。蛤のお椀に十六島(うっぷるい)海苔。鮃などのお造り。野菜の吹き寄せが素材が生きてかなり美味。ます木の芽焼き、筍や飯蛸の炊き合わせのあと、お待ちかね小さな串揚げ。豆、蟹、薩摩黒豚。鮎がなくて代わりにヨモギ豆腐。衣がサクサクして中はとろり。感激したら追加でもう一串揚げてくれた。穴子の白焼き、追加でお浸しの後、ご飯とのっぺ汁。一皿ごとにひねりがあり、器も含め演出が素晴らしい。
デザートに柚子味噌アイスと苺きんとん。最後に細長い器に色とりどりの駄菓子が並び、とても楽しい。食べきれない分は可愛い「薬袋」に詰めてくれた。
料理長は関西で吉兆などの料理長を歴任してきた榎園豊治さんだそうです。くつろぎ感は少なめだし、日本酒も2000円前後でかなり値段ははるけれど、なにかレベルの高いものに接したという感じがします。上階の内装も良いらしい。
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