「ラ・ボンバンス」
「ラ・ボンバンス」で贅沢ディナー。港区西麻布2-25-24B1。5778-6511。西麻布の交差点から渋谷方向に少し行った右側。
隠れ家風のビルの地下で、カウンターとテーブル一つの小さな店。お任せ1コースは1万円。8皿あってお値打ちです。誕生日でシャンパンとデザートがサービスに。温かい蕪のスープのあと、前菜はスモークサーモンのピンチョスや唐墨味噌漬けと胡桃チーズなどでスペインレストランを思わせる。特に一口サイズの牛ロースの焼きご飯包みがお焦げのようで美味。
フォアグラ飛竜頭の貝柱餡、車エビと海老芋のフライのタルタルソースは洋食風。グラスで頂いた白ワインが良く合う。越後のコシヒカリの藁を食べているという牛フィレ炭火焼きは、デジョンマスタードとゲラン塩で。お皿も美しい。金目鯛の小鍋でほっこりし、箸休めに銀杏など野菜盛り合わせ。このへんは甘い南瓜の焼酎「et」をお湯割りで。スッポンの雑炊でしめ。デザートは珍しい白いコーヒーのクリーム。作り方は教えてくれなかった… さらに南光梅のシャーベットでさっぱり。
和素材を様々に工夫し、意外性があって大満足。料理長の岡元信さんは紀尾井町「福田家」出身だそうです。最初は店が少し暗いと感じたけれど、混んでくると隣が気にならない感じか。接客も気さく。個人的に本年ベストの予感。メニューはほぼ月替わりだとか。また行くべし!