「ぎんきょう(GINKGO)」
前から行きたかったフレンチ「ぎんきょう(GINKGO)」でディナー。新宿区下落合3-19-2。3950-9155。目白銀座から一本入った教会の裏。一軒家は白壁の外観、丸天井の内装とも美術館風で端正。店名のGINKGO(ジェンコ)は仏語の銀杏。ということで、まずテーブルに並んだ皿の庭の銀杏のスケッチが目を引く。佐藤忠良画、ウエッジウッドの特注品だそうです。
コースは8千円から1万3千円。オーナーシェフ沖江展さん、支配人の国領皆夫さんらは芝「クレッセント」出身ということで期待に違わぬ正当派フレンチ。魚は萩からの取り寄せとか。前菜の美しいホタテとウニ。フォアグラにホワイトアスパラとぬめりのある野生のアスパラが添えられたりして工夫あり。
ワインはシャンベルタン2001。癖がなくいい香り。スズキは熱々のグラタン風。シャーベットをはさんでメインのフィレは胡桃風味で美味。仔牛のTボーンの方は少し固かったか。 おなかいっぱいでチーズはパス。
デザートの一品目はメロンのスープ仕立て。ワゴンはムース、タルトなどしっかりしたもの6、7種。大好きなフォンダン・ショコラは適度なとろけ具合。
決して奇をてらわず、気取り過ぎもせず。ゆったりしたサービスでたっぷり3時間ほど。土曜で、私たちのほかには家族連れら4組くらいでした。クレッセントのスタッフの近況を聞いたり。立地が隠れ家風ですが、是非変わらずにいてほしいお店と感じました。