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「le 6eme sens」(ル・シズィエム・サンス) で友人とランチしました。中央区銀座6-2-10。3575-2767。コリドー街の「アズ・カフェ」の向かい。オレンジが基調の外観でとても目立ちます。
4500円のランチコース。周囲にグリーンピースと手長エビが並んだカプチーノ仕立てのスープ。美しい!
ランチコースのメインは魚と迷って、バジルを巻いた仔羊のローストを選びました。旬のホワイトアスパラがしゃきしゃきした歯ごたえです。虫の飾りが付いたカトラリーも素敵。
デザートは立体的な洋梨のタルト。コーヒーにもチョコなどが出てきます。パンもおいしくて満喫しました。接客も丁寧です。
「le 6eme sens」(ル・シズィエム・サンス)は銅版画家、山本容子さんプロデュースのフレンチレストラン。フランス語で「第六感」という意味だそうです。まずワインボトルが詰まった壁がダイニングに続くガラスドアなのにびっくり。羽が張られたシャンデリア、ろうそくを並べた間仕切り、器など女心をくすぐる演出満載。
昼はすいていますね。女同士でカフェでも。今度は夜、ワインを飲みに行きたい。オエノン ホールディングス経営。
荻窪ルミネのレストランフロア。少し行かない間に結構入れ替えが進んでいますね。今日はいつも混んでいる「ラ・ヴォーリャマッタ」に行ってみました。杉並区上荻1-7-1ルミネ荻窪5F。3393-1801。
以前は高井戸にあったピザ屋さん。とにかく人気で7時半から40分待ち。でもお店の人がきさくで楽しい雰囲気。コース3500円。前菜の盛り合わせの後、ハムのピザをもらいました。薪火で窯き上げ直径約40cm。非常に薄くて香ばしいタイプ。二人でぺろり。田中シェフはTVチャンピオンで優勝したとか。
ワインはラ・チャルリアーナ99年。トスカーナ3大ワインのひとつ、モンテプルチャーノです。女性的だということで、飲みやすく、でも後味はしっかり。
メインに香ばしいスキャンピと帆立のグリル、それから盛りつけのきれいなティラミスをもらいました。
家族連れが多い。奥に個室があり、お誕生会のようでした。囲いが低く、通路に近いとちょっと落ち着かないけれど、わいわい食べるにはよいかも。
-夜景散策-(MIDNIGHT RUN):新丸ビルから見る東京夜景
ミニ打ち上げで、また行きました。「オザミ・トーキョー」。千代田区丸の内2-4-1丸ビル35F。5220-4011。とにかく夜景が素晴らしい! モノトーンの内装で、窓から離れた席も床が高くなっている。全席、眺望を楽しめる配慮だそうです。というわけで、ニューヨーク気分。
6000円のプリフィクスコース。暑かったこの日、まずはビール。貝のアミューズのあと、江戸前穴子のロースト・フォアグラ添えは濃厚な味をエピス(スパイス)で引き締めてました。メインは山形産黒毛和牛サーロインのぶどう枝焼き。ごく小さな丸皿が並ぶ6種の赤ワインソースが楽しい。ほかにもトウモロコシのホットケーキとか寄居産「石田さんち」の無菌乳飲み仔豚の丸ごとローストとか、どの皿もボリュームたっぷりですね。
オザミでのワインはドメーヌ・ドーピアックのクロ。南仏ラングドックの気鋭で、収穫量が少なく濃厚な味が特徴の生産者だそうです。ル・クロは囲まれた場所の意味で、畑が中世の屋敷の石塀などに囲まれているとか。見慣れないムールヴェードル種、カリニヤン種にシラー。程よくスパイシー。有名になった美男ウエイターの方々が勧めてくれて、非常に気分よいです。そのせいか、ちょっとお金を使い過ぎちゃう気もしますが。デザートにクリームブリュレとソルベをもらって大満足。
カレーは元気が出そうですね。私は珍しく恵比寿に寄ったので、夏日の陽気に誘われTsunami Ebisu Tokyo。渋谷区恵比寿1-22-3。5423-5273。JR恵比寿駅東口すぐ。
ハワイアンリゾート感覚ということで店頭にたいまつが燃え、南国チーク材に貝殻の照明という目立つ店。女性スタッフがフラドレスのような服装なのも驚き。ランチはボリュームあるカレーが名物のようですが、私はサラダプレート1200円にしてみました。バケットが香ばしい。テラス席あり。視界が全面駐車場なのが残念。結構混んでます。
「亀福(きふく)」四谷2-9、3226-5238
新宿通りを一本裏に入った庶民的な一角にひっそりとあります。カウンター6席、座敷20席のこじんまりした割烹。昨春、お昼に誘ってもらいました。懐石弁当がなんと限定20食というのが泣かせる。丁寧で正統派の一品一品がとてもお値打ち。
フレンチの「シェモア」銀座2-6-5越後屋ビル2F、3564-1267。昨年4月にランチに誘って頂きました。78年創業。古い方のお店に行ったことがありますが、こちらはちょっと垢抜けた感じに変わっていました。
シェフは小菅実さん。2500円のプリフィクス。軽めで上品な味です。
銀座でもう一軒。「寓(ぐう)」銀座8-7-22第23ポールスタービル2F、5537-0909。
ワインダイニングで同僚と打ち上げしました。深夜3時まで開いているので遅いスタートでも安心。おしゃれな店内だけど、ありがちなダイニングというより、接客が端正な感じ。落ち着いておしゃべり可。ワインが豊富で、グラスでいろいろ頂けます。料理はアラカルトで和洋両方がそろい、カルパッチョや海老と太刀魚の湯葉巻き、鴨の塩焼き、ドライトマトのスパゲティなど。男性には少し軽めなものの、なかなかです。
「トトリ」台東区東上野2-15-6、5818-6606。
昨春の歓迎会で焼き肉。上野の通称キムチ通り沿いです。トトリとは韓国語でどんぐりの意味だとか。大久保ほど本格派、という感じはしません。3000円から5000円のセットで神戸牛を中心に満腹できます。お得です。お酒は「平壌焼酎」。私は疎いので、「真露」のような感じと思ってしまいましたが、飲み比べると違うのかも。
「セランSELAN」北青山2-1-19。3478-2200。
青山通りを絵画館の方へ入った左側、銀杏並木を眺めるテラスが素敵。オープンテラスは予約不可ですが、昨年行ったときは雨上がりだったせいかうまく空いていて、友人とランチしました。
明治記念館とキハチの経営で、ランチコースは1800円から。いろいろなフレーバーのお茶も楽しい。女性同士でのんびりと時間を過すにはぴったりです。
2003年4月のレビュー。「パッパトーレ」銀座7-2-20小林ビル3289-6155
ごちゃごちゃしたコリドー街から路地を入った一軒家風のイタリアン。立地が便利で、しかも深夜3時まで開いているので仕事帰りに愛用しています。
渡り蟹のパスタなど海鮮がおいしい。二階は壁に水色の空と雲が描かれ、妙に爽やかで長居してしまう雰囲気です。この日は残念ながらセラー風の地下に通されましたが、デザートまでしっかり頂きました。予約時間にうるさいのが少し難点でしょうか。女性には帰りに花を一輪くれて得した気分です。
銀座といえば「資生堂パーラー東京宝塚店」にも行きました。有楽町1-1-3東京宝塚ビルB1。3592-7711
資生堂パーラーは言わずとしれた洋食の老舗。こちらは日比谷映画街のカジュアルな店です。地下ながら「スカラ座」のロビーに続く開放的かつ落ち着いた雰囲気です。
宝塚の建て替えで2000年にオープンしたそうです。3つの品種を掛け合わせたもち豚、平田牧場三元豚のデミグラ丼など。さすがに接客が心地よかったですね。
カフェは雰囲気!ですね。
オープンエアが気持ちいいので今日はハニー&チャチャに行ってみた。ペット可マンションの一階に女優・田中美奈子さんが開いたカフェです。杉並区上井草2-29-20。3390-7663。ペット関連やその他の雑貨の販売、奥にはトリミングスペースも。ザワークラウト入りフランスパンのホットドッグに林檎ジュース。テーブルの足下にはペット用水のアルミ容器。小さい犬連れのお客さんもいて、くうくう言う声に思わずにこにこしていまう。貴重な、平和な午後。
鴨しゃぶ、おいしそうですねー。
こちらは「鳥安」東日本橋2-11-7、3862-4008。明治五年創業。隅田川沿いにあり、石畳の玄関が老舗料理屋の趣です。
「あひ鴨料理一品」の看板を掲げ、メニューは体にいいとされる合鴨のコースだけ。8000円。どうもおじさんの宴会っぽい空気が濃厚ですが、お料理は新鮮な鳥わさでまず感激。すき焼きはダキと呼ばれる分厚い胸肉を鉄板でじいじい焼き、おろし醤油で頂きます。横光利一や谷崎も好んだ江戸の味だとか。昨冬に行ったんですが、接客も気さくで、味にうるさい先輩が喜んでくれました。
追記:07年夏に再訪。05年に改築したとのことで、以前の古びた座敷ではなく椅子、掘り炬燵席に。通された3Fのテーブル席は黒を基調にした洒落たインテリアですが、変わらず美味。外国からのお客さんにも喜ばれそう。
「ゼットン」銀座5-14-15ゼットンビル、5148-3600
数年前、東銀座に名古屋から気鋭の外食ベンチャーが進出と話題になった店。一棟まるごとで深夜まで営業しているのに、いつも満員でようやく訪れました。
デザイナーは民家改造型で知られる神谷利徳と、「ケンズ」などを手がけた森田恭通。「西麻布暗がり和食系」とでも呼びたい典型的なスタイルですね。廊下でしばらく待たされてから三階のテーブル席へ。名古屋ということで串味噌カツなどおいしく頂きましたが、どうも周囲のちょっと怪しい雰囲気のカップルらの方が気になってしまいました。
カレーのオススメを一軒。日本橋というと激辛「蔦カレー」を思い出しますが、こちらは最寄りは人形町。「クマールパパ」日本橋堀留町1-10-19。3662-1640。路地を入り、富くじで有名な椙森神社の向かいの一軒家です。
昭和の民家のようなたたずまいにエスニック調のインテリアが出色。1階はカウンター、2階はテーブル、特に3階が価値あり。普通の畳の茶の間で、くつろげます。メニューはインド北部ラージャスターン地方の家庭料理でそうで、定番のタンドリーチキンのほか豆の粉のせんべい「パパド」蒸しパン「カマン」などおつまみが豊富。カレーは香辛料の風味主体であっさりめ。ランチもカレーセットが1000円程度でお得なようです。
「パッパガッロ」世田谷区代田3-25-3、3414-9515
環七沿いで円形に張り出したガラス張りの壁が目立つイタリアン。ブームの時は駐車場に並ぶ車が、環七にはみ出すほどの人気だったとか。いまも「業界人」のお客さんが多いそうです。
近くに同級生がスタジオを持っていて、友人同士で作ったCDの完成披露で大勢押しかけた時、寄りました。人数不定で10人内外、出入りありでもワイワイ楽しめます。サラダ、ピザ、パスタとも大皿で頼んで回しましたが全体に美味しかったです。
「あら田本店」有楽町1-2-15UNビル、5251-4660。
帝国ホテルインペリアルタワー向い、大きな提灯が目印。和食ですが、白いテーブルクロスの非常におしゃれなお店です。何回目かですが、ソムリエが気さくでとても感じがよく、調子に乗っていいワインを頂きました。
5000円程度のコースはフォアグラのダシがしみこんだ大根のステーキや土鍋の炊き込みご飯が凝っている。ただ、昨年行ったときには、以前に比べると味はいまひとつ、という感じもしましたが、、
立地のおしゃれな店を紹介。「カフェド・ジェノワーズ青山」。南青山3-13-21。3401-1193。
表参道交差点から徒歩1分。オープンカフェで、友人とのランチに愛用しました。友人によると近隣にカフェは多いけれども、ここは静かなのがポイント。青山通りから一歩入ったショッピング街ラ・プラースの敷地内です。中庭から幅広の階段を下りた戸外の席で、天気のいい午後にサングラスをかけたまま、という絵に描いたような過ごし方がOK! 意外に空いているのもうれしい。料理はカジュアルなフレンチ。鶏や魚のグリルなどで、特別なものではありませんが、ちゃんとしたデザートが付きます。ランチ1300円から。
レストランレビューを続けます。
「AQUA(アクア)」。再開発ビル、港区東新橋1-8-1カレッタ汐留の46F。5537-3540。
新橋から歩いていけて意外に便利。同じ階のレストランバー「/so/ra/si/o/(ソラシオ、6215-8055)」でビールを一杯飲んでからディナーへ。そういうゆったりした気分のお店だと思います。店内は水を巡らし、キャンドルがともってちょっとしたリゾートの雰囲気。 そして景観がご馳走です。壁面が広々したガラス張りで、食事している間に目の前の東京湾に陽が落ち、船やお台場の大観覧車に灯がともる…
料理は創作オリエンタルキュイジーヌだそうです。ディナーコース8000円。生春巻き、伊達地鶏のフォーなどがお店の雰囲気に良く合っています。香草などは控えめで食べやすい。ラストオーダー18時のサンセットコースだとお得なようです。三菱商事が出資するクリエイツ・レストランツの経営。
中華で「好好(ハオハオ)」。武蔵野市境南町2-1-21。0422-32-8297。
神田ガード下に同名の名店がありますが、こちらは武蔵境。駅南口から線路沿いを徒歩5分です。外観は相当個性的。なにやら体にいいこと、健康機器などを紹介した切り抜きが張り出されていて、初めてでもすぐわかるでしょう。
やはりテーブル3つほどの小さな店。客が肉ばかり食べて野菜料理を頼まなかったり、間違ったタイミングで水を頼んだりすると店主が怒る。それで「注文の多い料理店」として雑誌に紹介されたとか。ちょっと楽しみにしていたのですが、残念ながら当日はそんなヒヤリ体験はありませんでした。カウンターの女性グループもなごやかに楽しんでいる様子でした。
料理は本格四川料理。看板に「陳麻婆豆腐」と掲げているとおり、陳建民の流れをくむという羊肉の麻婆豆腐が美味です。花椒が効き、かなり辛い。私は試しませんでしたが、汁無し担々麺もいけるようです。飲み過ぎちゃいますね。
山梨のまるき葡萄酒が開いた店で、チョコを買いました。ベルギーから毎週空輸し、量り売り。この日はオレンジとレモンの砂糖漬けを包んだピールショコラ。ピールにしっかり歯ごたえがあっておいしい。1400円。赤坂や銀座にも店があるようです。マルキ&レオニダス。杉並区上井草1-23-19。5311-6451。
2003年のレビューからアメリカ的な店「ウルフギャング・パックBAR&GRILL」。港区六本木6-4-1ハリウッドプラザ2F。5786-9630。
アカデミー賞のパーティーを手がける「公式シェフ」ウルフギャング・パック氏がプロデュースしたそうです。広々したフロアの窓際の席で、小雨の六本木ヒルズのテラスを眺めながらランチを頂きました。
ピザのコースは前菜とデザートがついて2200円。ビバリーヒルズのカリフォルニアキュイジーヌだそうですが、まあ普通の、気持ちいいランチかな。コロワイド傘下のダブリューピィージャパン経営。
銀座の洋食屋つながりということで「みかわや」。中央区銀座4-7-16。3561-2006。
昭和23年開業の老舗。高い窓から陽がそそぎ、花柄のカーテンやアールヌーボー調のシャンデリアなどは洋食屋というより優美なサロン。年配の紳士が襟元から白いナプキンをさげる、そんな風情がぴったりです。さくさく、しっとりと上品なカニコロッケ、お茶も飲むと4000円近いのも洋食屋とは思えないけれど、この立地ならではの味わいでしょう。ゆっくり、くつろげます。日本茶とお新香がついてくるのも楽しい。
京都とはだいぶ違いますが、のれそれつながり。
神田「なまこ屋」。内神田3-5-5。3256-7098。こぢんまりした居酒屋。なまこ酢はもちろん、この日はのれそれ酢の物を頂きました。のれそれは5月ごろまで出回るマアナゴの稚魚。葉形仔魚(レプトケパルス)は海を漂うのによいのだとか。
メニューの数は少なめですが、それぞれ端正。ビルの一階ながら奥まっているせいか携帯がつながらず、隠れ家風かも。週末は江戸端唄の会もあるそうです。