一中節のランチ付きイベントで、久々に銀座ハプスブルクファイルヒェン。シャンデリアが豪華なウィーン料理店だ。
シャンパンを頂きつつ、「オーストリア国家公認キュッヘン(料理)マイスター」でオーナーシェフの神田真吾さんがコースを解説。「キッチンからのご挨拶」はやんばる島豚のハム。トルコの影響というクミン入り甘めのソースと胡瓜の一口スープを添えて。前菜はボリュームたっぷりタスマニアサーモンのシュニッテにマスタードのクリームソース、オリーブが香るパン。夏らしい爽やかな野菜の冷製スープは、濃厚なパンプキンシードオイルのムースを載せて。メーンは岩手・佐助豚ヒレ肉のパリザーシュニッツエル。パリ風とはパン粉無しのことで、ハプスブルク家とブルボン朝に象徴される歴史から、フランスを食べちゃう意味もあると。パプリカライスのラグー(煮込み)も美味。お酒は白ワインをグラスで。
デザートは伝統のアイヤーリキュール(卵黄・ラム酒・バニラシュガーなどで作るクリーム系リキュールで、風邪対策にも使う)アイスのパルフェ、バニラクレーメと杏のソース。美味しかったです~
2025年のヴァレンタインは、まずLa Pena Dulce(ラ ペーニャ ドゥルセ)の「サンセバスティアンブルー」。 スペイン・バスクの街ビトリアに店舗を構えるパティスリーブランドだそうです。 チャコリというバスク特有の爽やかな白ワイン、一説には7000年もの歴史があるというバスクの天然塩「サルデアニャーナ」とショコラのマリアージュ。微妙な塩気とごつごつした外見が面白い。
もうひとつ、ローラン&京子・デュシェーヌ の「鹿児島産抹茶&大豆」。M.O.F.(フランス国家最優秀職人章)取得パティシエのローラン氏、パリのショコラ品評会(C.C.C.)アワード受賞ショコラティエの京子氏が組み、北海道産の味が濃い大豆を丁寧に炒って、霧島・ヘンタ製茶の抹茶とホワイトチョコレートを合わせたチョコレートをコーティング。大豆がこりこりと香ばしく、缶ケースも格好良い。
おまけは頂き物のゴディバ。定番の美味です。
グルテンフリー串揚げ専門店、Suを再訪。中央区銀座8-15-2銀座パークビル2F。インターホンで201を呼び出す。6人でカウンター貸し切り。相変らず凝ってます。
11串のコース1万1000円は、味が濃くなるという曲がり葱のすり流しに始まり、先付けで鯖と梅のサバイヨン(イタリア料理のクリーム)、おしのぎですき焼き風の牛スジ煮巾着。米粉の串揚げは車海老、カニクリームコロッケ、牛、半熟が絶妙なうずらトリュフ、鯖と高級カルピスバター、ふわふわ白子コロッケ、自家製カラスミ餅。箸休めにカカオ豆腐のバジル味噌のせを挟んで、鴨、タコの柔らか煮のあん肝味噌のせ、牡蠣フライは百合根と揚げ茄子のタルタルソースで、ラストに平目。お腹いっぱいです。デザートはアップルジンジャーのわらび餅。
ビールや日本酒、ハイボールを頼んで、ひとり1万3000円ほど。
19時一斉スタートで、5人から貸し切り可能。土日はランチでショートコースあり。
初台の歌舞伎帰りに新宿に転じ、404(nf)(ヨンマルヨンエヌエフ)でディナー。新宿区西新宿1-14-3 新宿ヒカリビル 3F。050-5590-2188。西口近く、賑やかな一角のビル3Fで、看板が一切なく、ドアを開けるのにも勇気がいる感じ。テーブル席をカーテンで仕切って、隠れ家演出だけど、料理はごくまっとう。肉尽くしのビストロです。
コース8000円は、インドのパニプニの空洞にリコッタを入れた一口アミューズに始まり、大分県女料理加工所の猪にミカン、佐賀みつせ鶏とポルチーニ、鴨に菊芋と組み合わせに変化がある。自家製のパンとパセリバターが出てきて、メーンはまず、香ばしい蝦夷鹿の藁焼き、そして黒毛和牛の肩三角で満腹。デザートは林檎とマスカルポーネ。
ワインを頂いて、ひとり1万3000円ほど。面白かったです~
2025年のおせち。一の重は、旦那さまが黒豆を炊いてくれました!丹波黒豆・飛切(200㌘2000円)に金箔を載せて。つやつやで美味。あとは定番で、紅白なますと干し柿、栗きんとん。買ってきたのは鈴廣の紅白蒲鉾、伊達巻、数の子。
二の重は、新機軸でりんご煮豚(豚肩ロースブロック500㌘に焼き色をつけ、油を拭き取り、りんご1個、水250㎖・酒100㎖・醤油大1・みりん大1・茅乃舎だし1袋)を加え、弱火で落とし蓋をして40分、蓋をとって煮汁が1/4になるまで煮詰める)。シンプルでなかなか。赤海老の姿煮、鰤照焼。お煮しめは型抜きした人参、オータムポエム、牛蒡、蒟蒻、里芋、乾物の椎茸と昆布。ホットクックの蒸し豆(千葉産・里のほほえみ130㌘)を加えて。また作り過ぎちゃったなあ。
柚子入りのお雑煮に、お酒は「作(ざく)・神の穂」に、ザ・プレミアム・モルツ「夢」マスターズドリームでめでたく。