AKIRA

大友克洋がカリスマ的SFコミックを、自ら監督して劇場アニメ化。共同脚本は橋本以蔵。鉄雄がむくむく巨大化し、機械と結合していくあたりの気持ち悪さが、いま見てもぶっちぎりに独創的だ。こんな映像、よく思いつくなあ。しかも1988年製作とは! 録画で。

物語は新型爆弾による崩壊後のネオ東京。なんと2020年に五輪を控えているという設定だ。
不良バイクチームの鉄雄が危険な超能力に目覚めてしまい、五輪スタジアムで暴れまくり、リーダーの金田、ゲリラ組織の少女ケイが立ち向かう。シュールだなあ。そしてお馴染み老人コドモの超能力者たちが、不気味にもホルマリン漬けにされていた伝説の超能力少年アキラを覚醒させ、鉄雄を葬る。

帝国の抗争とか超能力の意味とか、あまり難しい経緯はなくて、鉄雄の金田に対する切ない劣等感と、そこから生まれる破壊のイメージが強烈だ。少年なら誰の心にも、ちょっとは潜んでいそうな焦燥。
個人的にはむしろ、バイクの疾走感が素晴らしいかな。それとやっぱり、金田の不屈の不良精神。マンガらしい造形で、セリフがいちいち格好いいです。
ハリウッドで実写版の計画があるらしいけど、これを一体どう料理するのやら。

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ダイ・ハード

ローレンス・ゴードン、ジョエル・シルヴァー製作、ジョン・マクティアナン監督。ブルース・ウィルス、アラン・リックマン。劇場で。

やっぱり言いたい。傑作! クリスマスにたまたま訪れたロスの高層ビルで、テロに巻き込まれた不運な刑事の超人的活躍。

派手なアクションシーンを支える、コミカルでお洒落な脚本が秀逸なんだなぁ。憎たらしいテロリストとの、駆け引き満載の頭脳戦も手に汗握る。冒頭のジョン・マクレーンの高所恐怖症から、ちょっと関係がぎくしゃくしている妻が勤め先から贈られた高級時計まで、あらゆるエピソードが引用に耐えるよね。カメラワークも格好良いし。

それにしても、80年代の調子に乗ってる日本企業って舞台設定が、なんか懐かしー。 

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