カッコーの巣の上で

「アマデウス」のミロシュ・フォアマン監督。ジャック・ニコルソン。録画、DVDで。

傑作。刑務所行きを逃れるため精神病院に入った男の、自由への反抗を描く。最初はテープ時代にレンタルで観て、見終わってすぐ巻き戻してもう1回観ちゃいましたよ。

社会の中で、個人はみな、がちがちに管理されている。それは実は、自ら望んで管理されているのではないか? そう思い当たって、ニコルソンのマクマーフィーが愕然とする展開が鮮烈。

映らないテレビに向かって皆が熱狂するシーンは、何度見ても切なくて涙が出る。逃れられない状況になって初めて覚える、人間らしさへの渇望。ルイーズ・フレッチャー演じる師長の徹底した冷たさとか、患者たちが船に乗って覚える解放感とか、映画的感興も秀逸。

アメリカン・ニューシネマの代表作だそうです。「或る夜の出来事」以来のアカデミー5部門受賞。 

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