カッコーの巣の上で

「アマデウス」のミロシュ・フォアマン監督。ジャック・ニコルソン。録画、DVDで。

傑作。刑務所行きを逃れるため精神病院に入った男の、自由への反抗を描く。最初はテープ時代にレンタルで観て、見終わってすぐ巻き戻してもう1回観ちゃいましたよ。

社会の中で、個人はみな、がちがちに管理されている。それは実は、自ら望んで管理されているのではないか? そう思い当たって、ニコルソンのマクマーフィーが愕然とする展開が鮮烈。

映らないテレビに向かって皆が熱狂するシーンは、何度見ても切なくて涙が出る。逃れられない状況になって初めて覚える、人間らしさへの渇望。ルイーズ・フレッチャー演じる師長の徹底した冷たさとか、患者たちが船に乗って覚える解放感とか、映画的感興も秀逸。

アメリカン・ニューシネマの代表作だそうです。「或る夜の出来事」以来のアカデミー5部門受賞。 

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ショーシャンクの空に

フランク・ダラボン監督・脚本。ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン。録画で。

いわずとしれた映画市場に燦然と輝く無冠の傑作。スティーブン・キングの中編を原作とする、脱獄もので、冤罪で投獄された銀行マンの、プライドと希望の物語。

誉めだしたらきりがないんだけれど、まず聖人君子ではない人物造形が見事。月並みながら、アンディがすさんだ刑務所に、モーツアルト「フィガロの結婚」から「手紙の二重唱」を流すシーンは鳥肌ものでした。あえて爽やかなラストシーンにした点も、いい。これぞ映画、といいたいです。

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