コンフィデンスマンJP英雄編
コンフィデンスマンJPの劇場版第3作を、思いがけず日本橋シネコンで。マルタの海や坂道が贅沢に旅情を盛り上げ、いつものダー子の下世話なはじけっぷりが痛快で、ひたすら脳天気な時間が嬉しい。長澤まさみはいまや冨士真奈美への道か。監督田中亮。
実は古沢良太の脚本は、いつになく重苦しい。師匠3代目ツチノコ(角野卓造)の死去でぼくちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)はやる気を失い、仲間のはずの3人は引退をかけてバトルに臨む。リチャードは手段を選ばない非情漢に変貌しちゃうし、インターポールのマルセル真梨邑(瀬戸康史)と丹波刑事(松重豊)に追い詰められちゃうし。瀬戸は気取ったワルがお似合いです。
でもお約束、大詰めでは時間を遡っての種明かし、さらに、どんでん返しに次ぐどんでん返しでスカッとする。五十嵐(小手伸也)、波子(広末涼子)、モナコ(キュートな織田梨沙)、コックリ(可愛い関水渚)、そしてもちろん赤星(江口洋介)も健在で、それぞれコメディセンスを発揮。赤星のヤクザなのに間抜けな感じがよくて、成田三樹夫っぽくなってきた。
本作で一区切りってうたってるけど、まさかの超ちょい役・高嶋政宏、何やら強敵になりそうな関西弁の真木よう子も登場してたし、さらなる続編につながるのか?
髭男のエンディングテーマ「Anarchy」がクール。生瀬勝久登場の「鳥獣戯画」で上書きされちゃうけどね。
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