雨に唄えば
観劇の予習で1952年の名作ミュージカル映画を、アマゾンプライムで。ごついジーン・ケリーの、スポーツみたいでご陽気なタップが痛快です。
あまりに有名な、水をばしゃばしゃしながら踊っちゃうシーンしか知らなかった。物語はトーキー初期に、ミュージカル映画を急ごしらえするけど、尊大な大女優(ジーン・ヘイドン)が悪声で…という、バックステージものだったんですねえ。キラキラしたスターたちの装いや、マイクの位置に苦労したりするドタバタも楽しい。
歌って踊れる恋人にデビー・レイノルズ。ケリーに会ったときの、自分は舞台女優でコメディ映画なんか観ないと虚勢を張る感じが可愛い。音楽担当の陽気な相棒はドナルド・オコナー。壁を駆け上がる「メイク・エム・ラフ」が見事。
1929年MGM映画で使われたスタンダード曲を元に、作詞のアーサー・フリードが製作、ケリーとスタンリー・ドーネンが監督。MGMって今やアマゾン傘下なんですねえ。
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