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マレフィセント

「眠れる森の美女」を思い切り改変。王女を呪うヴィラン(悪役)、マレフィセント(アンジェリーナ・ジョリー)を主役にしちゃったファンタジーだ。ディズニーさん、どうしてこうも女性を活躍させたがるのか?と疑問に思うほど。夢があるんだか、ないんだか…。
プロダクションデザイナーのスロトロンバーグが監督デビューとあって、妖精たちのCGは素晴らしい。録画で。

本作の悪役は、明快にステファン王(「第9地区」のシャールト・コプリー)だ。若き日のマレフィセントを傷つけて王位を手に入れ、復讐を恐れてどんどん人相が悪くなる。
王に裏切られ、大事な翼まで奪われた妖精マレフィセントは、怒って王女オーロラ(エル・ファニング。ダコタの妹ですね)に呪いをかける。当然でしょ。ワルモードの高まりを分かり易く表す、アンジェリーナのメーク(赤い唇とこけた頬)、堂々たる演技が秀逸です。
ところが根が善人のマレフィセントは、森の妖精3人に預けられたオーロラを愛しく思うようになり、結局、自らキスで命を救っちゃう。えー! フィリップ王子かたなし過ぎ。

蜂や木、蛙などをかたどった妖精たちの造形が面白い。マレフィセントの手下となるカラスで、終盤ではドラゴンに姿を変えるディアヴァルのサム・ライリーもいい味だ。

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