L.A.ギャングストーリー
ルーベン・フライシャー監督のアクションを、機内の吹き替えで。ロス市警の特務チームが、政治家や判事を買収して好き放題している大物マフィアと戦う。実話に基づくというからびっくり。1940、50年代のこととはいえ、市警もマフィアになりきって敵の壊滅に邁進する。マフィアが強力過ぎるため、初めから合法的な摘発を放棄してるってわけだけど、法や人権は完全無視。無茶だなあ。
残酷シーンが多くてヘビーだけど、気分は西部劇。意外に痛快です。ミュージックビデオの監督らしく、スローモーションを多用した戦闘シーンはスタイリッシュ。
チームを率いる一徹なジョシュ・ブローリンら、刑事たちのキャラが際立っていて魅力的だ。特にお調子者のライアン・ゴズリングが色っぽい。正義感なんかないみたいだけど、あるとき激しい怒りで立ち上がる。おー、格好いい!
女2人がまた、気が強くて男前なんだなあ。ジョシュの妻のミレイユ・イーノス、ライアンの恋人のエマ・ストーンですね。そしてなんと言っても敵役が豪華配役のショーン・ペンで、ねっちりと怪演。やっぱりアクションは、敵役が個性的じゃなくちゃ。
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