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2013年8月

インディ・ジョーンズ/最後の聖戦

ヨルダン旅行を記念して録画で再見。製作総指揮にジョージ・ルーカス、スティーブン・スピルバーグ監督。

これでもかとばかりに、次から次へアクションを繰り広げる。お定まりの蛇やネズミ、ベニスのカタコンベからバイク、疾走する汽車、飛行機などてんこ盛りだ。その合間に、変わり者同士のインディと父親の心の通い合いがいい感じで差し挟まれる。インディといえばやっぱりこの人ハリソン・フォード、父親役は愛嬌たっぷりのショーン・コネリー、インディ少年時代はリバー・フェニックス。

今回のお宝は最後の晩餐で使われたという聖杯で、騎士伝説、ナチスとの闘いがモチーフになっている。お目当てのペトラはちょっとしか出てこなかったけど、やっぱり美しい!

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踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望

テレビドラマから数えて15年に渡る人気シリーズの最終作。製作はいまやフジテレビジョン社長の亀山千広、君塚良一脚本、本広克行監督。織田裕二、深津絵里、ユースケ・サンタマリア、柳葉敏郎。録画で。

まあ、理屈抜きに楽しい娯楽作。シリーズの登場人物がほぼ総出演で、青島とすみれさんの掛け合いとか、室井さんの眉間のシワ、ファンキーなおっちゃんスリーアミーゴスとか、出てくるだけで嬉しい。要素は拳銃殺人、幼児誘拐、警察内部の犯行、隠蔽工作と、どれもありがちだし、国際会議からクリスマスまで絶対詰め込みすぎ。でも、そんなこと気にしません。「カエル急便」「カップ麺」の小ネタでニヤッとさせてくれれば、もう満足です。
署内のざわざわした感じや、和久さんの思い出、おきまりの仲間同士の信頼には、不覚にもほろっとさせられました。あれれ。

室井さんは相変わらずわざとらしいけど、ここまでくると、わざとらしさを楽しんでるとしか思えない。小栗旬、小泉孝太郎がもの静かで意外にいい演技。ゲストに香取慎吾。筧利夫、真矢みきもちらっと登場。小林すすむさんは遺作だったんですねぇ。


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ミッション:8ミニッツ

デヴィット・ボウイの息子・ダンカン・ジョーンズ監督のハリウッド進出作。ジェイク・ジレンホール、ミシェル・モナハン。録画で。

アフガン駐留中のスティーブンス大尉は気がつくと、シカゴ郊外を走る電車に乗っていた。何故か顔も名前もまるで他人。そして繰り返される悲劇直前の8分間。これは訓練なのか、それとも何かの陰謀なのか。やがて驚きの新技術と、スティーブンスに課せられた指命が明らかになる。

テロ犯を追うサスペンス、親子の情愛、生死が交錯するパラレルワールドと、要素がてんこ盛りだ。SFだから理屈が通ってるんだか何だか、正直よくわかんないです。でも派手なCGといったSF臭さは抑えめで、展開も速くてなかなかいい。

8分という短い時間でも、人はけっこう、いろんなことができる。スーパーマンみたいに世界を救ったり、運命の恋に落ちたり。毎日同じことの繰り返しにしかみえない、平凡で退屈な通勤電車の光景がとても愛おしく見えてきます。

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L.A.ギャングストーリー

ルーベン・フライシャー監督のアクションを、機内の吹き替えで。ロス市警の特務チームが、政治家や判事を買収して好き放題している大物マフィアと戦う。実話に基づくというからびっくり。1940、50年代のこととはいえ、市警もマフィアになりきって敵の壊滅に邁進する。マフィアが強力過ぎるため、初めから合法的な摘発を放棄してるってわけだけど、法や人権は完全無視。無茶だなあ。
残酷シーンが多くてヘビーだけど、気分は西部劇。意外に痛快です。ミュージックビデオの監督らしく、スローモーションを多用した戦闘シーンはスタイリッシュ。

チームを率いる一徹なジョシュ・ブローリンら、刑事たちのキャラが際立っていて魅力的だ。特にお調子者のライアン・ゴズリングが色っぽい。正義感なんかないみたいだけど、あるとき激しい怒りで立ち上がる。おー、格好いい!
女2人がまた、気が強くて男前なんだなあ。ジョシュの妻のミレイユ・イーノス、ライアンの恋人のエマ・ストーンですね。そしてなんと言っても敵役が豪華配役のショーン・ペンで、ねっちりと怪演。やっぱりアクションは、敵役が個性的じゃなくちゃ。

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「GANTZ」「GANTZ PERFECT ANSWER」

奥浩哉の漫画を佐藤信介監督で実写化。前・後編を録画で。
原作は指令を受けて敵を倒しに行く「必殺仕事人のSF版」とのことだけど、んー、グロシーン満載だし、敵のあまりの強さに絶望感があって、テレビで放送して大丈夫だったのかってくらいです。

だらだら過ごしていた主人公が抱く奇妙な万能感とか、無意味な復讐の連鎖とか、テーマっぽいものは見え隠れする。だけど全体の因果関係を理解するのは、けっこう難しい。特にちょっと理屈っぽくなった後編。
戦闘シーンのスケールとスピード感、音遣いは凄い。SFなのに刀で斬り合うところも格好良くて、邦画の伝統と誇りを感じます。

主演の二宮和也、松山ケンイチのコンビは、ちょっと無駄なくらい演技派。漫画好きの同級生、吉高由里子のダサイ感じがとても可愛く、チームの事情通で残酷な高校生の本郷奏多、地下鉄で大暴れする敵役の黒服星人・綾野剛、見た目まるっきりアニメの夏菜らに存在感がありました~

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