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2012年8月

あなたへ

降旗康男監督、高倉健、田中裕子。試写で。

刑務所の指導技官・倉島は、亡き妻が遺した絵手紙を読み、希望通り故郷の海で散骨すべく、富山から長崎・平戸へと1200キロを旅する。
しみじみとしたロードムービーで、ひと言でいうと大人の映画。健さん主演、しかも夫婦愛がテーマと聞くと、どうしても往年の「幸福の黄色いハンカチ」を連想しちゃうけど、泣ける映画を期待すると裏切られます。よく考えたら、あれからもう35年ですよ。健さんも年とったなあ、夫婦ものはちょっときついなあ、って印象は否めません。

そのかわりに、旅の途中での出会いのほろ苦さが、地味ながら胸に染みる。シンプルな愛の賛歌ではないけれど、一人ひとりがしっかりと生きていく。日本各地の何気ない映像も美しい。

配役は佐藤浩市、草彅剛、ビートたけしと贅沢で、頑固もの大滝秀治がさすがの存在感。なにしろ原田美枝子も浅野忠信もチョイ役だもんなあ。

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アベンジャーズ

ジョス・ウィードン監督。ロバート・ダウニーJr.、クリス・エヴァンス、ブルース・バナー。機内で。 マーベルコミックのヒーローがオールスターキャストで登場するお祭り映画。飛翔感たっぷりのアクションが満載で、文句なく楽しい。 それだけじゃなく、ヒーローのくせに妙に屈折してたり、身勝手だったり、仲間割れもしちゃって、ひねりが巧い。そんなにキャラクターに詳しい訳じゃないけど、クスリとさせるシーンもあるし、特にラストがお洒落だ。センスあるなあ。

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テルマエ・ロマエ

竹内英樹監督、脚本はドラマ「ジョーカー」の武藤将吾。阿部寛ら出演は濃い顔の人々。ヤマザキマリの人気漫画を実写化。機内で。 まあ、古代ローマと現代日本の、何故かお風呂同士を行き来する、という発想は面白いのかな。ヒットはめでたいことです。

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