アンノウン
ジャウム・コレット=セラ監督。ディディエ・ヴァン・コーヴラール原作。リーアム・ニーソン、ジャニュアリー・ジョーンズ、ダイアン・クルーガー。機内で。
いや~、緊迫感ある秀作サスペンスでした。ニーソン演じる植物学者のハリス博士は学会に出席するため、妻とベルリンにやってくる。ひとり交通事故に巻き込まれて病院で目覚めた時には、自分の存在というものがかき消されていた。旅先でアイデンティテイーを失う底なしの不安、迫りくる陰謀。さあ、どうするニーソン。
寒々とした冬のベルリンの雰囲気がいい。全編グレーですね。博士に手を貸すボスニア移民の女性タクシー運転手(ダイアン・クルーガー)、東ドイツ秘密警察という過去を持つ男(ブルーノ・ガンツ)ら、人物の背景が複雑。驚きの謎解き、カーチェイスのスピード感も楽しめる。
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