インビクタス
クリント・イーストウッド監督、アンソニー・ベッカム脚本。モーガン・フリーマン、マット・デイモン。録画で。
1994年、南ア初の黒人大統領となったマンデラを描いた超感動作。大物同士の顔合わせは、モーガン・フリーマンがイーストウッドに監督を依頼して実現したとかで、全編思い入れたっぷり。セリフがいちいち胸に迫り、もう、泣きっぱなしですよ。
根深い人種の対立を克服して、南アを豊かな国にするため、あえて白人・富裕層を象徴するラグビーの代表チームを応援するマンデラ。彼の政治的な打算や、家族との軋轢にも触れている。実話ながら、あまりにできすぎた展開なので、下手したらしらけそうなんだけど、ただマンデラを褒め称えるだけではないので、引き込まれる。
周囲からみたマンデラを描くのに、マット・デイモン演じる代表キャプテンに的を絞った展開も、わかりやすくていいなあ。長い弾圧を耐え抜き、怨みと怒りを乗り越えて目的に向かって進む鋼鉄の意志。「自分の主人は自分」。しびれます。
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