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OUT

平山秀幸監督、鄭義信(チョン・ウィシン)脚本。原田美枝子、倍賞美津子。

桐野夏生のヒット作の映画化。弁当工場のパート主婦4人が、ふとしたことからバラバラ殺人にかかわり、平凡な日常を踏み外していく。

ものすごくネタばれですが、原作小説は衝撃的で、なんというか情念がほとばしるような内容。これを果たして映像にできるのかと、かなり疑問に思っていました。
しかし! 焦点の風呂場シーンで、見事にスイッチが切り替わりました。あえて真実味は追わない。そこから、この映画の面白さが始まるのではないでしょうか。閉塞の日常から外へ、OUTへ。映画版ならではのラストもカタルシスをもたらす。あるようでなかった、「女優映画」の佳作だと思います。
それにしても、大森南朋が出てたんだなあ。

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