千と千尋の神隠し
宮崎駿監督・脚本。柊瑠美、入野自由、夏木マリ。劇場で。
八百万の神が集まる湯屋にたったひとり迷い込んだ少女、千尋の不思議な経験と成長。
空を飛ぶイメージが多い監督だと思ってましたが、今作で印象的なのは圧倒的に水でしょう。「雨が降れば海にもなるさ」といった、この東洋的とでも呼びたいようなイメージの鮮やかさはさすが。
そして明治か大正のような温泉宿がかもし出す懐かしさ、理屈を超えた神々の存在感、欲のむなしさを象徴するようなカオナシの造形。見事としか言いようがない。醒めた後も忘れられない夢のようなんだよなー。
| 固定リンク | 0
コメント