「ラストサムライ」
「マーシャル・ロー」のエドワード・ズウィック監督。トム・クルーズ、渡辺謙。先行ロードショーで。
明治政府の軍事顧問として来日したアメリカ人が、不平士族の武士道に触れ、共感していく。
なかなか良かったです。ハリウッドで300億円かければ、こんな品の良いチャンバラができるって思っちゃった。
前評判通り、トム・クルー
ズより格好いい渡辺謙。りりしい小山田真。映像や音楽も美しく、黒澤の影響なのかな。
名誉の死とか滅びの美とかというテーマは、正直言って苦手。その点、古い日本を美化しすぎで、こぞばゆい感じもなくはない。でも、軍事産業が太るだけの戦いとか、他国の文化をないがしろにする姿勢への静かな反発は共感できると感じましたね。
個人的な不満ポイントは、真田広之さんの見せ場がもっとほしかったのと、最後に福本清三さんの役名を呼んでほしかったこと。
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