アンダーワールド ビギンズ
クリーチャー・デザインのパトリック・タトポロス監督。ローナ・ミトラ、マイケル・シーン、ビル・ナイ。試写で。
ヴァンパイアと狼男という、古典的な西洋伝奇2大キャラクターの対立を描くアクション・ファンタジーシリーズの第3作。今作では因縁の対立の発端を描いてるんだけど、実は1、2作を観ていないので、思い入れは皆無。なんか、甲斐のない観客です。
前2作の内容を心得ていなくても、古城を舞台にした中世風のシンプルな抗争劇として観て、あまり違和感はなかったな。そもそも2大キャラクターは存在自体が、宿命めいているからかも。
疾走する月の映像とか、もの凄く怖い狼男の唸り声とかが、面白い。悲恋に生きるヒロイン、女戦士ソーニャのローナ・ミトラが格好良くて、目に雰囲気がありますね。イギリス育ちだけど、インド人とのクオーターだとか。なるほど。これから楽しみかも。それに比べると、ライカン(狼男族)の始祖になるマイケル・シーンは、ちょっと暑苦しいかな。
アクションは残酷だけど、スピード感がすごい。ところどころ目が追いついていけないほど。ヴァンパイアが一方の主役だけに、全編薄暗く、青っぽい色彩で統一されているのが個性的。私としては、どこかに色のポイントがあった方が、好きだけど。
アンダーワールド:ビギンズ LOVE Cinemas chofu
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